カテゴリ:EV自動車・次世代車載電池開発



EV自動車と車載電池の開発の戦略競争激化
EV自動車・車載電池 · 30日 12月 2024
EV(電気自動車)と車載電池の開発では、世界的に脱炭素化が進む中、グローバルな競争が激化しています。車載電池の性能やコストはEV自動車の競争力に直結するため自動車産業にとって生命線となり得る要素です。 EVと車載電池の開発競争において、日本企業は次のような戦略を検討しています。 トヨタ自動車は、2030年までにバッテリーEVのグローバル販売台数を年間350万台に引き上げることを目標としています。また、2027年度には国内に固体電解質のパイロットプラントを稼働させ、2027〜2028年に発売するEVに搭載する全固体電池の実用化を計画しています。 出光興産とトヨタ自動車は、全固体電池の実用化に向けた技術を持ち寄り協業化で得られた技術を世界の標準として展開することで、日本の技術力の高さを世界に示すことを目指しています。 EVと車載電池の開発競争において、日本が逆転勝ちして「ゲームチェンジ」を起こせるか注目されています。

次世代車載電池 固体電池開発で競う
日本の開発技術 · 12日 5月 2024
広く普及しているリチウムイオン電池の3倍以上の出力特性を持つ、全固体(型)セラミックス電池が開発された。 開発に成功したのは、東京工業大学物質理工学院の菅野了次教授、トヨタ自動車の加藤祐樹博士らの研究グループで、リチウムイオンの伝導率がこれまでの2倍という過去最高の性能を誇る固体電解質の発見によって実現した。Google記事 全固体電池の開発・量産実現に向けて、2023年10月、トヨタは全固体電池の量産化、サプライチェーン構築において出光興産との協業を発表 27年~28年の量産化を目指す。

次世代太陽光発電 トヨタ×京大ベンチャー提携
ペロブスカイト太陽電池とは、光を吸収する特殊な有機化合物をパネルに塗り重ねて作る太陽電池です。軽くて薄く、曲げることができるのが特徴です。高い変換効率と安価な製造コストも魅力です。 トヨタ自動車は、この技術を開発している京都大発ベンチャーのエネコートテクノロジーズと提携しています。両社は、ペロブスカイト太陽電池を電気自動車(EV)に搭載することで、航続距離を伸ばすことを目指しています。屋根や窓などの形状に沿って設置できるため、車全体が発電装置になる可能性があります。 : 産経新聞記事「次世代太陽光発電 トヨタ×京大ベンチャー提携」(2023年10月23日) : エネコートテクノロジーズ公式サイト「エネコートテクノロジーズ株式会社とトヨタ自動車株式会社がペロブスカイト太陽電池の車載応用に向けた共同開発契約を締結」(2023年5京都大発ベンチャーの「エネコートテクノロジーズ」(京都府久御山町)は、トヨタ自動車と提携し、次世代技術として注目される「ペロブスカイト太陽電池」の車載応用を目指している。薄くて折り曲げられる特性を生かし、電気自動車(EV)の屋根などに搭載する構想だ。産経新聞記事

トヨタ 固体電池開発に出光興産と提携
日本の開発技術 · 13日 10月 2023
トヨタ自動車と出光興産は、電気自動車(EV)向けの次世代電池「全固体電池」で提携すると発表しました。2027年度に両社は国内で生産ラインを稼働させ、27〜28年に発売するEVに搭載して商品化する予定です。トヨタは電池材料の製造技術に知見のある出光と連携し、全固体電池の量産で世界に先駆けることを目指します1。

トヨタ 開発技術全公開 電池・FCセル・OS 
日本の開発技術 · 17日 6月 2023
自動車販売台数年間1000万台を超す世界トップメーカー・トヨタ自動車はハイブリッド技術で世界シエアーを維持してきましたが、世界はEV自動車への大きな転換期を迎えトヨタの牙城を懸念する空気も漂っています。トヨタは株主総会の前日、満を持して次世代開発技術を全公開することで世界のモビリティ社会を牽引する技術開発の現段階80%を報道陣に公開しました。EV自動車の取り組みの遅れを評価される毎にトヨタの方向性を公開してきました。今回の発表はトヨタが次世代技術開発のステップを着実に歩んでいることを東富士トヨタ自動車総合研究施設でに報道陣に進捗状況を公開する会見の場としました。