2023年、中国は自動車輸出で快挙を成し遂げた。中国自動車工業協会は11日、同年の自動車輸出台数が前年比57・9%増の491万台に達したと発表した。これは、世界の自動車輸出の約15%を占める。日本自動車工業会によると、23年1~11月の日本からの輸出は399万台にとどまり、中国に大きく水をあけられた。日本が自動車輸出で首位から転落するのは、ドイツに抜かれた16年以来のことです。 2023年中国と日本の自動車輸出の差は逆転しました。その背景は、EV化が加速する自動車産業の激変がある。EV化は、環境問題やエネルギー問題の解決に向けて、世界中で注目されている。世界一の二酸化炭素排出国中国は、政府の支援策や市場の拡大によって、EV化の先行者となっている。一方、日本は、EV化に対する投資や開発が遅れていると指摘されている。自動車産業の未来を左右するEV化の波に、中国と日本はどのように乗りこなすのだろうか。自動車大国としての名声をかけた、両国の熾烈な戦いが続いている。