
折半屋根にCCP-117+熱交換塗料塗布の検証
CCP-117は、錆の上から直接塗布できる画期的な防錆剤です。従来の防錆剤とは異なり、錆を完全に除去する必要がなく、簡単な錆び落としだけで塗装が可能です。また、264時間のキャス試験をクリアしており、腐食性の強い環境でも使用可能です。
熱交換塗料は、金属表面に塗布することで、熱の伝導を抑制し、温度の上昇を防ぐ効果があります。これにより、工場の屋根の温度を下げ、エネルギー効率を向上させることが期待できます。
この組み合わせにより、工場の折板屋根の耐久性とエネルギー効率が向上することが期待されます。この度、6年経過した状況を施主さんから画像で検証結果の報告を頂きました。
塗布した6年前の全く変わらない状況で塗布面が維持されて、綺麗に保っている報告でした。

防錆剤CCP-117の効力
プライマーCCP-117は、錆の上から直接塗布できる画期的な防錆剤です。従来の防錆剤とは異なり、錆を完全に除去する必要がなく、簡単な錆び落としだけで塗装が可能です。主剤と硬化剤の2液で構成されており、エポキシ樹脂構造体が外からの水(水蒸気)と空気を阻止し、錆内部への浸透力に優れています。これにより、酸素と水分を押し出し、錆を固定化します。
また、CCP-117は264時間のキャス試験をクリアしており、腐食性の強い環境でも使用可能です。この試験は、一般的な中性の食塩水を用いた中性塩水噴霧試験に比べて10倍の促進効果がある非常に厳しい試験です。
このように、CCP-117は防錆効果が高く、下地処理の手間を大幅に軽減することができるため、工場の折板屋根などのメンテナンスに最適です。

熱交換塗料の効力
熱交換塗料は、金属表面に塗布することで、熱の伝導を抑制し、温度の上昇を防ぐ効果があります。これにより、工場の屋根の温度を下げ、エネルギー効率を向上させることが期待できます。具体的な効力について、以下の点が挙げられます:
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温度低減効果:真夏の表面温度を10~15℃下げる効果があり、室内温度も2~5℃低減させることができます。
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省エネ効果:建物の冷暖房負荷を軽減し、エネルギー消費を削減することができます。
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ヒートアイランド現象の改善:都市部でのヒートアイランド現象を軽減し、夜間の気温上昇を抑える効果があります。
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太陽光パネルの効率向上:太陽光パネルの裏側に塗布することで、パネルの温度を下げ、発電効率を向上させることができます。
これらの効果により、熱交換塗料は地球温暖化対策や省エネの観点から非常に有用な技術とされています。