欧米の産業革命と明治維新の大改革
欧米の「産業革命」で建造された大砲・蒸気船による大航海時代、欧米列強がアジアの国々を訪れ交易をはかり植民地による統治拡大をはかりました。江戸末期「欧米の黒船」が東京湾に訪れ交易を迫り、徳川幕府は江戸開城を決断、明治政府は欧米列強に習う「明治維新」大改革を断行し近代国家の歩みを始めました。日本は自立国家として明治5年の富岡製紙工場(世界最大の生糸生産)によって工業製品の輸出を始めました。
工業化と戦争に明け暮れた日本
明治維新によって鎖国を解放し、欧米列強の国家の圧力と近隣大国清国(現中国)、ロシア帝国の朝鮮半島への進出の圧力にも耐えうる国力をつける工業化・軍隊の強化を急ぎました。
欧米の支援を受けて戦った明治後期の日清・日露戦争の勝利は日本国繁栄の基盤となりました。しかし、欧州における第一次世界大戦、日米・欧で起こった第二次世界大戦の熾烈な戦いの中沖縄玉砕と日本列島の焼野原のなか、広島・長崎に原子爆弾が投下され1945年8月15日天皇陛下による玉音放送によって太平洋戦争は終結しました。
戦後復興と高度成長を遂げた日本
- 重化学工業分野での技術革新
- 国内市場の拡大
- 安価な円相場による輸出の拡大
- 石油などの海外資源の安価な輸入
バブル経済崩壊から平成不況30年の低迷期
バブル経済崩壊後の日本経済は、1990年代初頭から2020年代初頭までの30年間、低迷や景気の横ばいが続きました。この期間は「失われた30年」と呼ばれ、次のような要因が挙げられます。
-
不動産価格や株価の大暴落による金融機関の倒産や企業のリストラ
-
不良債権問題による金融機関の貸し渋り・貸し剥がし
-
需要の弱さ
-
生産年齢人口の減少や生産性の伸び悩み
-
日経平均株価は、1989年12月29日の史上最高値を更新することはなく、2019年12月30日の終値は2万3656円62銭でした。
-
東証1部の株式時価総額も1989年末は約590兆円でしたが、2019年末は約648兆円となっています。
-
人口も約1億2325万人(1989年10月)から約1億2618万人(2019年11月)と横ばいです。
- 戦後の日本経済を支えてきた日本的な雇用慣行や企業システムにきしみが目立ち始めました。 ~AI記事~
コロナ化明け観光立国日本の姿が蘇る
2020年1月20日の中国習近平主席「中国武漢市の新型コロナ発生」ロックダウンの報道から3年変異株の繰り返しで感染症は世界中に蔓延しました。ワクチン開発などによって世界はコロナと共存の道を選択しました。発生国中国は徹底した「ゼロコロナ政策」で抑え込みを図りました。日本はコロナとワクチンによる共存の道を選択しインフルエンザと同じ5類に移行し人流を解放しました。
経済的価値を高める観光立国の国家戦略
経済波及効果の大きい観光は、急速に成長するアジアをはじめとする世界の観光需要を取り込むことにより、地域活性化、雇用機会の増大などの効果を期待できます。 さらに、世界中の人々が日本の魅力を発見し、伝播することによる諸外国との相互理解の増進も同時に期待できます。~ネット記事より~
経済波及効果の大きい観光は、急速に成長するアジアをはじめとする世界の観光需要を取り込むことにより、地域活性化、雇用機会の増大などの効果を期待できます。 さらに、世界中の人々が日本の魅力を発見し、伝播することによる諸外国との相互理解の増進も同時に期待できます。
2024年度の外国人観光客数は2019年度の3188万人を超し4000万人に近づいています。毎月300万人の外国人が日本を訪れています。戦争や感染症の拡大がなければ2030年には6000万人のインバウンド客が予測されます。経済的価値は益々高まります。