台湾東部花蓮県で震度6強の巨大地震
震度6強の巨大地震は台湾東部花蓮県を震源とし台湾全土で大きな揺れで、ビルや家屋の倒壊が起こり大惨事となっています。台湾では1999年にM7.4の地震で死者2413人、負傷者8700人の甚大な被害の大惨事がありました。2022年にM7.3の地震もが発生しています。台湾の気象当局は今回の地震は99年以来の大地震との認識を示し、時間が経てば災害の範囲も広がり犠牲者が増加しています。
台湾の地震は近くの沖縄県にも影響
台湾花蓮県の震度6強(M7.7 )の巨大地震の影響は近隣国日本の沖縄地域に震度4、沖縄全土に発せられた津波警報により大きな影響が出ました。4月3日春休みの期間中と重なり多くの人が沖縄県那覇空港への発着便欠航で足止めになりました。羽田空港や関西国際空港でも欠航により混乱しました。令和6年能登半島地震の災害と重なり恐怖すら覚えました。
中華民国の一国二制度の「台湾」の国
台湾有事の懸念がある「台湾」の存在
1912年孫文は「三民主義(民族主義・民権主義・民生主義)」を唱えて、辛亥革命の中心になりました。1912年「中華民国」が建国され、清が滅びました。孫文は中華民国の臨時大統領となりましたが、袁世凱に地位を譲りました。明治28年(1895年)、日清講和条約(下関条約)に従って清国から台湾の割譲を受け平定のため日本軍は台湾島再東北部上陸しました。割譲に反対する清国や台湾の人々と、台湾征服戦争が繰り広げられました。日本による台湾統治は1945年(日本敗戦)50年に及び統治時代が終わりました。中華民国は内乱が起こり、毛沢東が率いる「中国共産党」が勢力を持ち、中華民国率いていた「蒋介石」は台湾へのがれ、本土では中国共産党政権が「中華人民共和国」を設立、現在の中国を統一しています。蒋介石率いる国民党は台湾を統治し、民主化運動の中で民進党(現政権)が誕生し、中国派と台湾派の政党で選挙による統治が行われています。中国は台湾は中国の領土としています。香港同様、専制主義と民主主義の中で難しい位置に存在しています。
台湾は2300万人の人口が日本の九州と同等の広さの中で、新興国として一早く成長し、現在では半導体技術と生産で世界の50%を占める先進国で、しかし、大国中国とは共産主義国家と民主主義国として一線を課して、独立志向の中にあり中国は同胞国として力で抑えようとしています。
独立志向の強い台湾統治に有事の対応
台湾総統選挙で3期連続「民進党」に中国警戒
中華人民共和国(中国共産党一党支配)は中華民国(台湾)統一を目指して台湾海峡を挟んで中国の厳しい対応が迫っています。台湾と中国の中間線を航行する船舶を牽制し、中国は軍事圧力を試みています。日本の領土尖閣諸島にも中国海警局船舶が侵入し、日本の海上保安庁が対応に当たっています。いつ何時、対立の火種が降りかかって有事に発展しないか、日米協力のもとで台湾有事に備えています。軍事強国中国の火薬が何時火を噴くか注視しています。中国は「国家安全法」「反スパイ法」などによって対外的な圧力を強めています。クワッドは自由や民主主義、法の支配などの価値観を同じくする国々が「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け協力していく枠組みを構築する。今、ロシアがウクライナへ侵略戦争を仕掛けることが起こり、悲惨な戦争は2年に及んでいます。世界は戦争により物価高に見舞われています。台湾は常に有事が起こることを想定し国民は対応しています。地震災害においても日頃の有事の準備が生かされ「素早い対応」が図られています。災害国日本も沖縄最南島に有事の準備が行われています。日本国及び沖縄の混乱が想定されます。