· 

2025大阪関西万博開催まで432日の厳しい道のり

建設費の高騰と着工の遅れで延期論

世界的な物価高騰の中「万博建設費用の高騰と着工の遅れ」が顕著になり、国民世論が万博に対する批判が増幅しています。大阪府・市が長年に世界的イベント「夢洲」誘致の悲願達成時は府民は歓喜しました。しかし、2020年新型コロナウイルスの蔓延、2022年ロシアのウクライナ侵攻、2023年ガザ地区の中東紛争により、世界的な物価高騰の危機直中で2025年を目指す大阪・関西万博開催の準備は厳しさを増しています。会期が近づくにつれて中止・延期論が浮かび上がり、政府、大阪府・市、経済界は推進するメッセージを送り続けています。「能登半島地震」「政治とカネ」で揺れる社会の中で迫る日程が気がかりです。

会場メインの建築物「木造リング」が進む

会場を囲む一周2㎞の木造建築物が3工区に分かれて進められています。高さ外周20m~内周10m・幅30mの世界一の木造建築物が進められています。リンクの内部に世界各国のイベント館がこれから建築されます。進捗状況を確認する大臣などは巨大構造物に賛同し、出来れば会期後の利用についても話題になっています。一方で巨大構造物の当初費用は資材の高騰、人件費高騰で予算が増額され、批判の対象となっています。

完成して構造物の上を歩いてみないと実感が得られないと思われ完成に期待しています。

世界各国のパビリオン建設が遅れている

海外パビリオンが注目を集めています。ロシアのウクライナ侵略戦争以降、世界的物価高騰の波が日本にも押し寄せています。建築資材の高騰が続き世界各国ともパビリオン建設の高騰に頭を痛めています。請け負う日本企業も予算と工期、人材不足で決まっていません。世界的な高騰は万博建設に及んで政府も全力を挙げて支援策を打ち出していますが厳しい状況です。ロシアは出展辞退、メキシコも経済情勢で建設中止、日本も色々な提案をしながら150カ国の参加を維持したいと提案をしています。日本館、大阪館、各企業間の着工は準備進められています。

あと432日、中止・延期という声も聞こえます

建築費の高騰で批判が止まない万博開催

予想をはるかに超える建築費の高騰と切迫した工期の判断で国民の多くは開催の中止・延期の声はやみません。アンケートでも批判・反対の意見が半数を超えています。東京オリンピック・北京冬季オリンピックは延期、無観客で開催されました。東京オリンピックの施設建設費の高騰で難題が山積みでした。メイン会場のスタジアムは奇抜な形状で建設予算が膨れ上がり、設計を一から見直しました。今回の物価高はそれ以上の厳しい情勢で建設事業者の選定が困難になっています。入札の不調と見直しが繰り返されても決まりません。

大阪の鶴見緑地の花博でもギリギリまで工期が混乱しました。完成できなかった国もあり、会期中も工事を進めていました。見切り発車も考えられます。

日本は2024年問題があり、物流、作業時間の制限などが法的に求められる時期と重なり一層厳しいスケジュールになります。この機会にデジタル化や作業の効率化、ロボット開発、AI技術の進化など短期間で新たなシステムの構築が求められ、この機会をとらえ新たな産業システムが生まれることを願います。木造建築構造のリンク建築に3Dなど取り入れデジタルで現場の進捗を効率化し、少数の人材で時間内で仕上げる工程を作りあげています。新たな日本の産業システムの構築の機会に期待!!

2025大阪・関西万博 開催までの歩み:朝日新聞デジタル (asahi.com)

入場料が高いと言う声も聞こえます

1970年の大阪万博から54年、2025年大阪・関西万博の開催を待ちわびるお大阪人の一人として、2850万人の入場者(1970年6500万人入場)を目論んでいる数値に達することを願っています。日本の中でも関西圏と他の地域では大きなギャップがあると言われています。あと432日、一人でも多くの入場者を呼び込むニュースを流したいと思います。万博よりも「USJにいく」の声も聞こえます。遠くから来る人はUSJと万博を見に来てください。1970年の時は海外から人は少なく、日本全国から団体で大挙大阪へ足を運んでくれました。高度成長の真っただ中でした。平成不況から令和の改革の一歩を2025年大阪・関西万博へ足を運んで、新たな一歩を踏み出してください。

空飛ぶ飛行機、自動運転バス、AI技術、ロボット開発、3Dの世界、光半導体(IONE技術)最先端技術、最先端医療の世界など未来社会を見てみよう!