近隣周辺の緑化工事などが先行される
泉北丘陵地は古墳、奈良・平安時代に日本最大の須恵器(陶器窯)の集積地として1000窯ほどありました。泉北ニュータウン建設(大規模造成開発地域)計画によって遺跡として一部残されています。ニュータウン出来て50年以上が経過し活性化が求められています。老朽化した府営住宅の入居者、市民プールの利用など時代が大きく変わりました。大阪狭山市の近畿大学医学部・大学病院の拡張移転計画が進められました。陶器遺跡跡・公園潰し(三原公園)などが反対運動として起こり、行政・大学・建設事業者による「訴訟・住民説明会」を繰り返し行われました。
2023年6月に芝生の公園がOPEN
本格工事前に、周辺緑化・地域公園・遊歩道の整備が進められ、大阪府・堺市・近畿大学が地域住民との調整整備を行っていました。
本格工事が始まった6月、整備が続いていた三原公園を芝生のグラウンドに整備、地域高齢者のゲートボール場としてオープンしました。地域にある地域公園(10区画)の公園整備を行い、50年過ぎて高齢化した地域の公園を子供の器具と高齢者が使える器具の設置も行い、地域住民の利用を即しています。池の周りを遊歩道で一周できるようにしました。この地域は高層マンション群・高等学校もあり地域が活性化されています。地域の高齢化が進み分譲住宅地も空き住宅が増えていましたが、区画を分割して若い世代の新築に変わってきました。
医学部・大学病院の本格工事が急ピッチ
地域住民との調整、新型コロナウイルス蔓延の影響で本格工事が遅れ2025年開業(2024年予定)に一年延期されて工事が急ピッチで進められています。区画内に残されていた府営住宅もすべて解体されました。近代的な医学部の移転に期待も膨らみますが、10年前の発表の頃から、反対運動もあり地域住民との調整に費やしました。本格工事が始まって、近くのショッピングモール5F駐車場から進捗状況を楽しみにしています。正面には本館10階建てができるとされています。