ロシアはウクライナ政権転覆を計る侵攻
一昨年末ロシア国境に10万人の軍隊、戦車を集結しウクライナ侵攻の準備を整えていることを衛星によって把握され、欧米がロシアに対して進攻する場合、厳しい制裁措置をとると警告しました。プーチン大統領は2014年3月クリミア半島を政略的にロシア併合を成功させ、ロシア語を使うドンバス地方の住民を救う名目で、ウクライナ政権の転覆を目指して侵攻しました。2月4日プーチン大統領は中国北京五輪を利用して習近平主席と会談、五輪終結後の2月24日ウクライナ全土に侵攻を開始しました。欧米はロシア及び要人に厳しい金融・経済制裁を課しました。
ロシアのウクライナ侵攻一年
昨年2月24日、ウクライナ全土に空襲警報が鳴り響いて始まった侵略戦争は、ロシア軍の進攻失敗とウクライナの強い抵抗の中で戦争は一進一退を繰り返し、互いに疲弊する中で世界を巻き込んだ長期戦になっています。凍り付く冬季の戦況は互いに進展が少なく、春を迎えて一部地域の要衝の奪い合いが始まっています。ウクライナ軍はNATO諸国から弾薬、戦車、ドローン、戦時品の支援を受けながら、軍事大国ロシアの攻撃に対峙しています。ウクライナは祖国を守る国民の団結力によって、破壊される空爆などに耐えながら逆襲を試みています。ウクライナから1000万人を超える国外避難民が今も807万人(2023年2月15日現在)、国内避難民535万人の厳しい環境にあります。民間人の被害、軍の被害など数値が明確になっていません。
経済数値の発表でウクライナGDP-36.0 %、ロシア-2.1%と発表されています。ウクライナに厳しい数値を表しています。
資源国ロシアは維持しています。欧米の制裁が届いていないの?、実態がわかりません。
ロシアは開始後核の使用をチラつかせ脅しながら戦況を変えようとしています。ウクライナにあるチエルノブイル・ザポリージャ原発を奇襲する攻撃を加え、世界に恐怖を与えています。欧米諸国の軍事支援はロシア領土に影響しない武器に限定して支援しています。ウクライナはドローンやロシア占領地に侵入したウクライナ戦士?クリミア半島の製油施設×2か所、鉄道列車脱線事故など反転攻勢の準備爆破攻撃が行われています。近々本格的な反転攻勢が始まるのではないかと言われています。
ウクライナ侵攻更に一年続く? 疲弊する世界
プーチン大統領が”そんなはずがない”思い続けているウクライナ侵攻は1年3ヶ月過ぎて膠着状態が続いています。ロシアプーチン大統領が2014年3月のクリミア半島併合のシナリオを描いて始まった「ウクライナ侵略」はウクライナ国民のロシアへの脅威と抵抗の中で8年間の屈辱の思いを募らせ、国民が一致団結して抵抗した意志によるものです。俳優・芸人であったゼレンスキー大統領の強い意志とロシアの組織の零弱差が戦況に大きく影響し、成人男子は戦争に加わり、女性と子供、高齢者は国外、国内の他の地域へ避難し戦争を見守ることになりました。ゼレンスキー大統領は首都キーウの大統領府に残り国民と軍人の戦いの先頭に立って国民を掌握しました。世界にもウクライナへの支援を呼びかけました。戦争の初めの頃、ウクライナとロシアの和平交渉が3度ほど行われた。一時期トルコが仲介に入ったこともある。日本から見るとウクライナが一方的に空爆などで街が破壊されていると映る。
ロシアの国境と接する北海道根室、知床半島
ロシアと北方4島返還交渉が残されている
戦後75年、敗戦後のロシア進攻によってロシア領土になった、日本の悲願「北方領土返還交渉」は平和交渉と引き換えに返還する交渉を続けてきました。ソ連邦崩壊後も何度も返還の気運が高まりましたが全く進まず、今も閉ざされた島となっています。
戦前日本の島として住んでいた人は墓参など行ってきました。今また、閉ざされた島となって元島民の願いが遠のいています。日本にとって信頼できないロシアの振る舞いが気になります。知床半島の目の前、根室半島の先に北方4島がある状況は75年変わらずにあります。戦後日本の北方漁業でロシアに拿捕され厳しい時代を続けてきました。