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車いすテニス 国枝慎吾選手 引退

車いすでギリギリまで追いショット
車いすでギリギリまで追いショット

車いすテニス世界王者 国枝慎吾(38歳)現役引退

2023年1月22日 車いすテニスの世界王者で四大大会とパラリンピックで優勝「生涯ゴールデンスラム」を成し遂げた選手、国枝慎吾は世界ランキング一位の現役のまま引退を決意し、国際テニス連盟に引退届を提出、引退会見をしました。日本政府も偉業を成し遂げた功績をたたえ「国民栄誉賞」の授与を検討すると発表しました。2021年東京パラリンピックで金メダル、2022年四大タイトルのウインブルドン優勝をもって生涯ゴールデンスラムを達成しました。

東京2020 優勝 金メダル
東京2020 優勝 金メダル

国枝選手は車いすテニスの第一人者(男子)

2004年アテネパラリンピックから大会連続出場(金メダル3個)、4大大会(豪・仏・英・米)28回の優勝、ウインブルドンが残された念願の優勝を2022年度に達成、生涯ゴールデンスラムの栄誉を手にしました。ウインブルドンのタイトルを取ってからはエネルギーは残りわずかであると感じながら、2022年度10回目の年間王者を獲得することで十分やり切ったと感じテニス選手としての終わりにしたいと思いました。2006年に世界一位になってから17年間、最後まで世界一位で引退することを許してください。

「最高の車いすテニス人生でした。今後も車いすテニスへのご声援をよろしくお願いいたします!」 会見を締めくくる。

”魔法の言葉”「オレは最強だ!」

国枝選手のラケットに”オレは最強だ!”と書いて自分を鼓舞して戦い続けたと表現しています。20006年1月全豪オープンの開場で、国枝選手が世界10位の頃、全幅の信頼を寄せるオーストラリアのメンタルトレーナーアン・クインさんと出会い頂いた言葉で2006年に世界一位に上り詰めました。故障でリオデジャネイロオリンピック後に一度ラケットから外そうと思いましたが留まって最後までラケットに”オレは最強だ!”の文字を見て競技を続けました。

  • 国枝  僕は世界一になれると思いますか?
  • クイン そう思う? 自分自身を信じていないと感じた!
  • 国枝  なりたいです
  • クイン なりたいではなく⇒なると毎日言いなさい!
  • クイン 選手用の食堂に案内し、みんなの前で「オレは最強だ!」と叫ぶように即しました。 更に国枝選手に毎日鏡の前で”俺は最強だ!と叫ぶように促しました。

2006年10月 国枝慎吾は世界一になりました。

国枝選手は「試合にすごく集中しやすくなったし、心が強くなるからこそ、練習もさらに強い強度で取り組むようになった」と話す。試合中、弱気になりそうなときにこの言葉を思い出すため、白いテープに「オレは最強だ!」と手書きで書いてラケットの内側に貼っていました。東京パラリンピックの時も鏡の前で何回も言い聞かせ、自信が持てなかった自らお奮い立たせた。(NHK記事)

メンタルの重要性

スポーツ選手にメンタルの重要性!

一流のスポーツ選手にメンタルと栄養食の重要性について良く効くようになりました。トップアスリートはメンタルトレーナー、栄養士をつけて選手をサポートしています。一般の選手は自ら最高のパホーマンスを求めて努力しています。仕事でも同様に自らを日々高め可能性を追い求める努力を続けています。

諦めた時から後退が始まります。輝くときは毎日あることを忘れないで頑張ろう!!

3月にWBCが始まります。日本の精鋭のプロ野球選手が集められ世界の強豪国と戦います。メンタルが重要になります。