巨大プレートに囲まれたアナトリアプレート
28年前の阪神・淡路大震災の活断層地震のエネルギー15倍の巨大地震がトルコで起こった報道が入ってきました。地球のエネルギーの大きさに驚くと同時に、時間と日を追って犠牲者の数が増え続け発生3日で2万人、1週間で3万人を超す報道に愕然としました。黒海を挟んだウクライナでは戦争による犠牲と崩壊を見続け、トルコでは一瞬にしてつ潰れる建物の犠牲となり、必死でがれきの撤去をし、厳しい寒さの中救出に全力を挙げる中で時間が過ぎていく焦りが漂ってきます。世界からも救援隊が急いで駆けつけています。トルコはアナトリアプレートの上に立つ国家で日本と同じ地震国であることを知り、日本からも救援隊が飛び立ちました。
一瞬の内に破壊され犠牲者を出す巨大地震
東アナトリア断層帯で200㎞にわたり1~2mのズレが起こり、9時間後に北側で2度目の巨大地震に100㎞の断層地震が発生し被害が拡大しました。2度の300㎞に及ぶ巨大地震は多くの建物を壊し、多くの人々は崩壊した建物の犠牲となり、懸命の救助活動も及ばず3万人を超す犠牲者が出ています。日本で戦後最大の犠牲者を出した阪神・淡路大震災(内陸活断層地震)犠牲6500人~28年、2011年東日本大震災(プレート断層地震)犠牲2万人(多くは津波)~12年、地震国日本から救援隊が飛び立ちました。トルコ及び隣国シリアの状況が想像を絶する規模の地震であると思います。報道では千~2千年に一度の地震と報道されています。日本は度重なる地震災害で建築物の耐震強度の見直しなどが進められていますが、まだ完璧な状況に至っていません。
3万人を超える犠牲者、被災者2300万人
自然災害の中で起こる厳しい現実
黒海を挟んでウクライナではロシアとの戦争状態が一年続き先が見えない破壊と犠牲が続いています。両国の仲介をするトルコで悲惨な災害が起こることは誰もが予測していなかったことです。世界はトルコの再建に目を向けることになります。トルコの国境地シリアは内戦による避難民地域に被害が及んでいると言われて路頭に迷う状況にあります。トルコ内戦のクルド居住地にも影響しています。世界がこの複雑な地域に目を向けることになります。