COP27エジプト(気候変動国際会議)

国連グテーレス事務総長の演説

国連のグテーレス事務総長は開催の演説で温室効果ガス削減に向け、特に「経済大国アメリカと中国」には努力する責任があると表現しました。フランスの首脳は石炭による火力発電の縮小を実行することを訴えています。エネルギー資源を全て輸入に頼る日本は円安の影響もありエネルギー資源の厳しさが物価高騰を招いています。日本では原子力発電の再開・延長などが議論されています。現地では日本は後退して「今年も化石賞」の不名誉な賞を頂く結果になっています。


気候変動が引き起こす大規模な災害

パキスタンで国土の1/3が水没する被害で1700人の死者と数百万人が家を失って復旧に10年を要する被害が報告されています。今年は熱波にも襲われ地面が干上がり農作物の収穫に大きな被害の中、さらに長期の雨量による洪水で甚大な被害になっていると報告されています。世界各地で異常気象による熱波と乾燥による大規模森林火災、モンスーン・台風・ハリケーンの異常な発達による被害が各地で興っています。中国の長江では干ばつ・豪雨災害が繰り返し起こって農産物の収穫に大きな影響を及ぼしています。今年も南半球オーストラリアでも豪雨災害が起こっています。全ては気候変動による影響があると考えられます。太陽光線が地表に降り注ぐエネルギーを「温室効果ガス排出削減」に一日でも早く削減する必要があります。戦争などしている状況にありません。世界が共通した認識で次の世代に残さない対応を急ぐ必要があるのです。

ロシアのウクライナ侵略は世界経済を混乱に!

インドのモデイ首相がロシアのプーチン大統領に「今は戦争の時ではない」と忠告しました。3年近い「新型コロナウイルスとの戦い」に中国を除く世界は「コロナと共存する」道を選択し経済の復活を目指しています。世界は地球温暖化と言う「地球規模の災害」直面し米中の巨大経済国家の対立に影響を受ける状況になく「米中が協力して先頭になって取り組む」ことを望み、ロシアのウクライナ侵略戦争によるエネルギー資源の調達、小麦など穀物の不足が起こり、異常な物価高騰の世界情勢の中で「地球温暖化に向けた対策」を実行する必要も迫られています。