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公共施設・新宿四谷保健センター 熱交換塗料 検証

近未来都市を冷やす 熱交換塗料

熱交換塗料のカタログ 1ページのPR記事に掲載

地球温暖化の加速と共に灼熱の様相を呈して来た大都市周辺地域の夏。

年々深刻化する想定を超えた都市温暖化現象。

そして異常高温が誘発する熱中症など人体への影響。

温熱環境の悪化はもはや避けて通ることが出来なくなってきています。

今、「熱交換塗料」に出来ることは何なのか・・・!

アルバー工業からの提案です。(開発メーカー)

新宿四谷保健センターの9年間の検証

平成25年10月15日 四谷保健センター完成前
平成25年10月15日 四谷保健センター完成前

押出し成型セメント板 外壁2600㎡ 熱交換塗料 検証

平成25年10月15日 工事中撮影 東京都新宿区四谷保健センター

  • 外壁全面 : 押出し成型セメント板 2600㎡
  • 熱交換塗料: D-47 日塗工 N-87 と25-50B 
  • プライマー: O-701H  

新築 四谷保健センター 平成26年2月開設(2014年)

  • 構造  :鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)
  • 基礎  :既製コンクリート杭
  • 階数  :地上5階 地下1階
  • 延床面積:5224.06㎡
  • 建築面積:1001.24㎡
  • 敷地面積:1376.24㎡

東京都新宿区四谷地域の保健・医療支援センター、新宿東清掃センター、社会福祉協議会の合同公共施設として環境に配慮した建物。

外壁面は全面押出し成型セメント板の設計で外壁は白を基調とした塗装デザインになっています。

熱交換塗料の大切な使命

ヒートアイランド現象を緩和する

照り返しを抑え、輻射熱を抑制します

~反射、断熱に依存しないスタイルの熱交換塗料~

都心部で頻発するヒートアイランド現象。日々連続する熱帯夜。真夏の大都市は熱波のベールに包まれ、コンクリート建造物やアスファルトからは容赦ない照り返しが襲います。高層建築が立ち並ぶビルの谷間、森林や草原からほど遠いメトロポリスは、灼熱の砂漠を彷彿させるに違いありません。「熱交換塗料」は独自の方法で反射や照り返しを抑え、輻射熱の抑制を即します。表面温度を下げるだけでなく、実感を伴った快適な温熱環境へと誘います。このオンリーワン塗料はあらゆる地域で広範囲に渡り応用できる可能性を秘めています。

東京 新宿四谷保健センターは環境に配慮する

東日本大震災後の関東を中止とした全国的な電力不足の中で東京都心のコンクリートビル群に降り注ぐ太陽光線を白を基調とした「反射塗料・断熱塗料」の大きな弊害(反射による輻射熱・蓄積される熱)の弊害を取り除く「熱交換塗料」の都心公共施設ビルへの採用を実現しました。2002年に開発された「熱を消す塗料」は実証テストを経て採用されました。

  • 太陽光線は白い壁に当たって跳ね返る
  • 跳ね返った光は輻射熱として人や建築物に
  • 壁に蓄積された熱は夜になっても保ち続ける

熱交換塗料はオンリーワン塗料として細心の配慮

  • 塗料の剥離による効力の低下を抑える
  • 専用プライマー O-701H を使用 
  • チョーキング現象(塗装の隔離)を止める。

検証画像 熱交換塗料の効力 四谷保健センター

毎年(平成26年~令和4年)9年間、施工事業者が2600㎡の外壁塗装「熱交換塗料の効力」維持の検証を行っています。令和になってから壁面を手で擦って「チョーキング現象」が起こっていないか注視しています。塗料が剥がれると粉になって掌に付着します。塗装の隔離(剥がれる)は劣化現象の始まりで、①効力の低下 ②色あせ(変色)③劣化による醜さ 等が起こり、熱交換塗料の温度低減効果の損傷、塗装の剥離減少で壁面変色、汚れの劣化が起こる。(令和~検査で掌に付着する検査画像を掲載)

熱交換塗料はメーカーによる ①施工マニュアルの順守 ②構造材に応じた専用プライマーの使用 熱交換塗料は親水性塗料(防水)を採用 など劣化、接着力の維持による長寿命化を実現しています。

熱交換塗料の検証

温室効果ガス排出ゼロ宣言と省エネ社会

1997年COP3(気候変動枠組条約締約国会議)の温室効果ガス排出規制に関する国際的な合意形成がなされ、排出国日本も6%の削減目標を約束しました。大阪の塗料メーカーが塗料で何か役立つものが出来ないか研究開発に着手、4年後に異なる物質の配合によって表面温度の劇的な低減を確認しました。

日本は高度成長期に煤煙による公害を引き起こし、環境改善技術の革新に取り組む先進国です。地球温暖化が懸念されてCOP会議において先進国の責任において取り組む「京都議定書」締約は2016年COP21パリ協定で世界の温室効果ガス排出量の86%、先進国・後進国の大多数の国家159カ国が批准し2020年実施に向けてスタートしました。しかし、世界2位の排出国アメリカトランプ大統領が脱会を表明、バイデン大統領が復帰表明しました。ロシアのウクライナ侵攻によってエネルギー資源の高騰を招き暗雲が立ち込めています。しかし、世界に起こっている地球温暖化による異常気象による巨大災害が頻発しています。

エネルギー資源を輸入に頼る日本

エネルギー資源を輸入に頼る日本の技術

高度成長を遂げた日本は1973年第4次中東戦争起こったオイルショックによる物価高騰、今(2022年)ロシアのウクライナ侵略戦争でエネルギー資源の高騰によって世界の物価高が急激に起こっています。世界の社会経済活動の混乱と停滞は日本にとって重大な対応が迫っています。エネルギーと地球温暖化において大きな相乗作用が伴っています。原発の再利用の延長・小型化の議論まで起こっています。日本の革新的技術の発想・開発が求められ、日常の社会においては小さな積み重ねも重要な対策としてカウントされます。日本の底力を発揮する時です。