乾燥による自然発火する大規模森林火災
森林火災は人為的な発火と自然発火が考えられます。日本では人為的なことが多く、海外の大規模火災は乾燥による自然発火が多くみられます。乾燥した落ち葉や枯れ葉が摩擦することで発火し、周りの木々に燃え移って火災が発生します。乾燥した森林火災は各所で発生し瞬く間に広がり大規模火災に発展します。地球温暖化と北半球の偏西風の影響を受けた欧州・北米・中国など世界規模で同時期に発生しています。近年毎年発生し、規模も大きくなっています。この大規模火災の規模と発生件数により国家の甚大な損失を招いています。地球温暖化の影響だとわかっていても対応しきれていません。
異常気象による頻発する豪雨災害
世界で頻発する異常気象による集中豪雨災害の影響の規模が年々拡大し、予測不能な豪雨災害に見舞われています。日本は山林に集中して降り注いだ雨量が山林河川~一級河川に集中し各地で反乱を繰り返しています。人口は川の集積地に密集し住居や田畑を飲み込んで甚大な被害を起こします。近年の気象予測も不可能な「線状降水帯」による集中豪雨は今までの河川氾濫の想定を超えた雨量災害になっています。
2022年度は梅雨期も早くなり6月中に終わりました。6月末から熱帯夜の高温期の異常気象が続いています。
偏西風の蛇行の自然現象の中で大規模な変化が起こり世界同時に異常気象が発生しています。
2050年「温室効果ガスゼロ宣言」の危機
エネルギー戦略の危機が世界の歩みを止める
世界は2015年12月にフランスパリで開催された第21回気候変動枠組み締約国会議で先進国・新興国・後進国も共通の認識に立って地球温暖化に対する意思決定がなされました。世界は主旨に従って行動を約束しています。しかし、気候変動対策には世界各国の思惑が交錯していますが、取り組みの必然性は認識されています。しかし2月24日のロシアのウクライナ侵攻によって「エネルギー政策」に大きな障害が起こっています。一方で激化する環境破壊が深刻さを増しています。一日でも早い解決の道へ舵を戻す必要があります。孤立することのない社会を目指します。