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地球温暖化に貢献する塗料 大阪・関西万博で!

地球温暖化に貢献する塗料「熱交換塗料」

平成9年(1997年)地球温暖化防止京都会議(COP3)で先進国の排出削減について拘束力のある議定書が締結されました。技術・環境立国日本は官民一体で取り組みを開始しました。

大阪の小さな塗料メーカーが”塗料で何かできないか”の開発の思いで試行錯誤を繰り返し、物質の組み合わせによって、薄い数ミクロンの塗膜の内部で「熱の消失」という有り得ない現象が起こりました。なぜ、温度が消失(下がる)するのか、科学的実証を大学、研究機関に依頼してきました。開発者は塗膜の中で起こる運動エネルギーによって熱が下がる仮説から「熱交換塗料」と命名しました。

建築物では「断熱性能」で熱を遮断する構造を推奨し、塗料メーカーは”反射率の高い白色を基調とした”遮熱塗料として市場に提供しました。アルバー工業は塗料の混和剤で表面温度を下げる考え方の異なる塗料の開発に成功しました。2016年に電気工学の研究者によって「起電」作用が起こっている実証を獲得しました。

:熱交換塗料の開発

災天下のアスファルト上も素足で歩ける

”地球温暖化に貢献する”ことで社会に答えたい思いで開発(2002年)、防錆塗料メーカーとした実績のある小さな会社が開発商品のPR活動に苦節を味わいながら、人脈をたどり、全国で開かれる展示会などに足を運び、テストキッドとパンフレット・仕様書をもって地道な活動に奔走しました。

大阪の小さな塗料メーカー(アルバー工業)の製品を信頼して採用していただけるまで10年の時間と労力を要しました。

2010年東京都墨田区の押上小学校の学校関係者の採用で夏休み期間中に高温になるアスファルトのグラウンドに「熱交換塗料」を塗布しました。塗布後の経過が民放テレビで放映されることで大きな反響を得ることが出来ました。東京に「熱交換塗料研究会」が発足しました。翌年2011年3月東日本大震災による原発事故で電力がひっ迫する事態が起こりました。熱交換塗料も民放各社の取材報道を受けました。

韓国の大学屋上に熱交換塗料塗布中
韓国の大学屋上に熱交換塗料塗布中

熱交換塗料は海外(アジア圏)にも広がり

韓国・タイ・シンガポール・中国などアジア圏に広がり、海外に進出している日本企業にも広がっています。韓国の大学・世界的自動車メーカー現代の工場でも採用されました。2022年フイリピンにある日本工場でも採用されました。

2020年~続くコロナ感染により、日本国内・海外へのPR活動の機会が減少しています。韓国は日本製品の不買運動などの影響で滞っています。

 

大阪・関西万博で熱交換塗料の採用へPR!

2025大阪・関西万博で、大阪で生まれのオンリーワン製品「熱交換塗料」の採用PR活動を行っています。温室効果ガス排出ゼロは待ったなし、しかしロシアのウクライナ侵攻でエネルギー資源の供給が大きな岐路に立って、東日本大震災の原発事故による電力供給のひっ迫状況にあります。

燦燦と降り注ぐ太陽熱をどう緩和するか?

夢洲に真夏の太陽光線がパビリオン・交通システム・移動手段の各所で起こる熱の発生と人の熱気をどの様に緩和するか大きな取り組みになります。白を基調としたパビリオンの屋根・壁から発する輻射熱など想像を絶する対策が問われます。東京オリンピックの前に日本伝統の「打ち水作戦」が披露されました。瞬間に起こる気化熱によって冷感を保てます。東京のマラソンコースで遮熱塗料の塗布やミストの噴射を準備、しかし、マラソンは北海道に変わりました。

2800万人の入場者を守ること、環境に配慮することなど多くの課題が残されています。

大阪で開発された「熱交換塗料」の採用が一部でも検討されることを願っています。検討のテストキッド提供

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