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観光立国 日本 再開へ期待

訪日外国人観光客数の激減から復活へ

日本政府が外国人観光客受け入れ目標を定めて積極的に取り組んできました。日本経済停滞の中で急成長を遂げた近隣新興国の成長もあり訪日観光客が急激に増加しました。日本も訪日客に向けたあらゆる対応を行い、2020年の東京オリンピック年度は4000万人の目標を掲げて官民一体となって取り組んできました。

しかし、2020年1月20日の中国武漢市の「新型コロナウイルス発生」によって大きく揺らぎ、東京オリンピックの延期、入国制限、緊急事態宣言など繰り返される感染拡大で「観光ゼロ」状況に陥りました。

日本の観光関連事業、運輸、飲食、商業が壊滅状態の影響を受け続けました。

観光立国を掲げた2013年度~急成長を遂げる

日本政府は観光立国を目指して積極的な政策を展開し2013年1000万人を突破しました。円高~円安になり、中国・韓国・台湾の新興国経済の成長で旅行者の増加が顕著になりました。中国から日本製品の買い物ツアーが急速に増加し、免税(日本の消費税免税)などで爆買い状況が起こりました。その後、海外からの旅行者は日本の地方観光にも波及し、地方空港との直行便などで毎年増え続けました。2018年度には3000万人を超し2020年度、東京オリンピック開催に4000万人突破を目指しました。

しかし、2020年からの新型コロナウイルス感染拡大で2020年度400万人(10分の一)2021年度25万人(壊滅状態)に陥り、観光産業は大きな負の局面を味わいました。世界各国同様の現象が起こりました。唯一「ゼロコロナ政策」中国は国内旅行は回復していました。

観光産業は日本の名目GDP5%以上

戦後復興・高度成長期を駆け抜けた経済大国日本は平成3年ブル経済崩壊によって大きく後退しました。賃金格差で新興国生産経済は急速に発展し、技術生産において日本を追い越していきました。平成不況30年、日本の賃金が停滞し一部中国・韓国・台湾の賃金が日本を上回っています。海外生産に移した日本は衰退し世界2位から一気に中国に追い抜かれ3位に転落しました。技術生産においても中・韓・台にシエアーを追い越されています。手つかずであった観光産業に注力し、日本の低迷を補う戦略を描いています。コロナによる2年半の停滞を復活へ歩み一歩が始まりました。

高度成長を支えた技術産業の日本回帰も進む

観光魅力度ランキング一位に日本の潜在性

スイスの民間研究機関の世界経済フォーラムが2021年度の旅行・観光の魅力度ランキングで対象117カ国中一位にランクされました。観光産業の潜在力を認識し、低迷する経済の起爆剤になることを願います。

日本は山・川・海に囲まれ歴史的価値と治安や清潔さなど潜在的な魅力が伴っています。ゴールデンウイーク以降国内移動が活発になり、政府も海外からの入国者制限を2万人に広げ、徐々に受け入れを行います。

観光資源はGDPを5%以上押上(公共工事・技術革新などと同等の効果)と雇用を生み出し、日本に活力をもたらします。当面、ゼロコロナ政策の中国、ロシアのウクライナの侵略戦争・・などの影響がありますが、国内旅行の復活を行い、徐々に海外旅行者の受け入れが行われます。