ロシアのウクライナへの侵略~45日

民主国家のウクライナへロシアが侵略戦争開始

プーチン大統領が仕掛けた侵略戦争である。今年に入ってウクライナ国境に集結しているロシア軍(10万人以上+戦車+装甲車)に欧米が厳しい忠告を行っていました。ロシアは軍を引き上げる素振りを見せながら隣国ベラルーシと合同軍事演習を行って侵略の準備を行っていました。偵察衛星でロシアの行動を監視し、バイデン大統領と欧米首脳が厳しい忠告を行いました。2014年のクリミア半島略奪で実績を上げたプーチン大統領のウクライナ侵略の思いは変わることがありませんでした。ソ連崩壊(1991年)までKGBの諜報員であったプーチンはエリツイン大統領時代に首相となり2000年に大統領に就任しました。就任から20年、大統領~首相~大統領に君臨し、ロシアの実質的な権力を掌握し、資源と軍需によって権力と富を集中させました。ロシアはプーチン大統領と大富豪の専制主義国家になり、反対派は暗殺などの厳しい制裁下に置かれ続けてきました。

ロシアの復活を描くプーチン大統領の思惑

戦後、東西冷戦が続く中で経済社会が困窮するソビエト連邦大統領のゴルバチョフが今後も資本主義社会の繁栄は続き、共産主義が優位になることはないと判断し、資本主義社会とも共存していくペレストイカ(改革運動)を提唱しソ連崩壊に繋がりました。ゴルバチョフは監禁、暗殺しかけられましたが今も90歳で健在です。ソ連の代表国家ロシアは民主主義国家として選挙によってエリツイン大統領が誕生し歩み始めました。(1991年ソ連崩壊)ベルリンの壁で仕切られた東ドイツが西ドイツに吸収され新たな歩みを始めました。(1989年11月ベルリンの壁崩壊)

当時東ドイツでKGBの諜報員として勤務していたプーチンはソ連崩壊後、故郷のペテルベルクの役所職員となり1996年エリツイン政権でロシア国家の職員となり首相にまでなりました。エリツイン退任後2000年に大統領に就任し、大統領~首相~大統領を繰り返しロシア国家のトップを20年以上続けています。旧ソ連を捨てきれない強国ロシアとソ連邦の復活を夢見るプーチンの専制国家は続けられるのだろう?

悲惨な侵略戦争の被害に目を覆う

砲撃によって破壊されるウクライナの被害に目を覆う

75年前の第2次世界大戦の敗戦国日本人の多くは戦争の体験はありません。平和憲法のもとに戦後復興・高度成長期を味わってきた社会で「戦争」は過去の教訓として学んできました。世界では朝鮮半島の南北戦争、中東戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク・アフガン・アフリカ、中南米など各地の武力闘争が繰り返されてきました。プーチン大統領による専制主義国家になっているロシアは常任理事国(5大国)として拒否権を持ち、広大な領土と豊富な資源を有し、東西冷戦下の軍事国家として存在感を示してきました。隣国中国は14億人の民の労働力で改革開放を掲げ世界2位の経済軍事大国になっています。

ロシアは経済では韓国に続く世界11位の状況で、豊富な資源と軍需産業に頼る社会構造で、ソビエト連邦時代の東ヨーロッパの国は経済(EU圏)、軍事同盟(NATO圏)に属し厳しい状況が続いています。ウクライナ・ロシアは広大なスラブ民族に属する兄弟国であるとプーチンは主張します。

スラブは東欧、北欧、インドもスラブ語圏に属する国家のようで、インドとロシアのつながりもあるの?