吉村知事・松井市長がドバイ万博に向かう
大阪府・市悲願の2025大阪万博開催決定から3年経ちました。大阪府・市の大阪湾埋め立て地で世界的行事開催を夢見てきた「夢洲」に悲願の計画が実現しました。関西空港に成長著しいアジアの新興国から訪日が年々増え続け日本全体で4000万人目標を掲げていました。しかし、新型コロナウイルスの世界的蔓延で入国が厳しくなり海外からの入国がゼロになりました。東京オリンピックも一年延期、昨年夏無観客開催になり厳しい対応を続けてきました。現在6波のオミクロン株の流行で感染者数は高止まりしていますが、コロナと共存していく時が来ています。
開催まで3年、大阪の吉村知事と松井市長は閉幕を迎えるドバイに飛んで、遅れている誘致国の確保に向かいました。ロシアのウクライナ侵略戦争も一か月に及び悲惨な状況になって第3次世界戦争の懸念も残されています。
いのち輝く未来社会のデザイン
1964年戦後復興を成し遂げた日本は東京オリンピックを開催し成長を内外に示しました。1970年(戦後25年)世界2位の経済国に発展した
日本の経済都市大阪で「人類の進歩と調和」をテーマに世界77カ国が参加して象徴的な万国博覧会が開催されました。6422万人(入場者予想3000万人)の倍の人が会場を訪れました。当時の入場者は全国から集まった日本人が大半で会場は大混乱でした。人気はアメリカ館の「月の石」、ソ連館でした。2010年の中国上海万博の7000万人に越されるまで入場者数一位でした。ドバイ万博はコロナ禍の中2400万人を記録しました。大阪市が大阪湾に埋め立てた造成地はオリンピック誘致などに失敗し、負の遺産として残されていました。愛知万博にも先を越され、大阪府と市が共同して誘致に乗り出し2018年悲願の世界的博覧会の誘致が実現しました。観光立国を掲げた日本は関西国際空港にアジアの国々から多くの人が訪れていました。しかし、2020年の新型コロナウイルスの世界的蔓延で空港は閉ざされたような状況です。
3年目の新型コロナウイルスの状況
3年目を迎えたコロナ感染も変異株オミクロンになって感染力は増していますが、重症化率が低く、ワクチン接種の3回目を実施することで無症状・軽症で推移しています。心配なのは若年層の感染が増加しています。欧米では感染対策も開放し「共存・共生ウイズコロナ」で社会・経済活動を行うことに切り替えました。
14億人の大国中国は徹底した「ゼロコロナ」の中で感染力の強い「オミクロン」によって徐々に拡大し、各都市ロックダウン政策で対応、今日現在最大の経済都市「上海をロックダウン」しています。
隣国韓国では30万人以上(一日)の爆発的感染が続き(1400万人近い感染者数)コロナと共存する選択をしています。日本も第7波の懸念が浮上して予断を許さない状況になっています。3回目のワクチン接種を加速し、飲み薬が開発され承認され医療のひっ迫の懸念が無くなればインフルエンザと同等の対応で凌げる可能性もあります。
世界を巻き込むロシアのウクライナ侵略戦争
ロシアがウクライナとの国境沿いに大軍を集結し欧米の忠告を無視する形で2月24日侵略戦争を開始しました。2014年のクレミア半島侵略を遂げたプーチン大統領はNATO加盟を示唆するウクライナに侵攻し一気に制圧を目論みました。軍事大国ロシアに一気に攻め込まれ制圧されると思ったが、ウクライナ国民の厳しい戦いと欧米や日本などの経済制裁、軍事支援などで厳しい抵抗を繰り返しました。2~3日で制空権を掌握する予定がゼレンスキー大統領率いるウクライナ軍の抵抗で一カ月経過してもロシアの成果が埋まらず。4月ロシア軍は首都キエフ(キーウ)から撤退し、ウクライナが首都周辺を奪還しました。世界はこの戦争の危険性を計ることが出来ない状況が続いています。