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北京2022冬季五輪 日本最多18個メダル

金・銀・銅を目指すアスリートの挑戦

戦う前からアスリートはメダルの可能性を科せられオリンピック競技に臨みます。4年間積み重ねてきた能力を、一瞬の時に集中して力を発揮する厳しさを感じました。環境の変化、瞬時の判断、緊張や体調、対戦相手との厳しい戦いなどを乗り越えて、最高のパフォーマンスを可能にした人に与えられる順位でメダルが授与されます。競技によっては負けても這い上がれる種目もあり、カーリング女子は予選敗退のぎりぎりを乗り越え決勝に最後まで戦い初の銀メダルに輝きました。日本の最初のメダルは有力候補スキーモーグル堀島行真選手、最初の予選16位スタートに落胆(ダメだ!)から順位を上げ銅メダルを獲得しました。滑るたびに順位を上げ最低限の銅メダルを獲得、日本に勢いをもたらしました。

ベストショットで逆転勝利を決めたゲーム
ベストショットで逆転勝利を決めたゲーム

カーリング女子の戦いに一喜一憂した五輪

40m先のハウスの円の中心にストーン(投げる石)を相手よりも多く近づけたり、相手の石を弾いたり、寄せたりかなり戦術が要求される競技であることが分かってきました。一度やってみたいと思う瞬間です。投げては2投づつ4人が後退して投げる。

  • リード  1・2 投目担当 吉田夕梨花
  • セカンド 3・4 投目担当 鈴木 夕海
  • サード  5・6 投目担当 吉田知那美
  • スキップ 7・8 投目担当 藤澤 五月
  • リザーブ  サポート   石崎 琴美

スキップはチームの司令塔で日本は藤澤選手が担当し戦術及びゲーム全体の戦略を決定し7・8投目の勝負の最後の運命を背負っています。カーリング競技は2時間半の激闘になり、ルールの下で熱戦を繰り拡げます。

冬季オリンピック 日本のメダル数

1924年冬季オリンピック第1回、日本のメダルは1956年スキー回転競技に出場した猪谷千春選手が銀メダルを獲得、1972年札幌オリンピックのスキージャンプノーマルヒルで日の丸飛行隊が金・銀・銅を独占する快挙に万歳しました。1998年2度目の日本開催長野オリンピックで10個のメダルを獲得しました。

  • スキージャンプラージヒル 船木和喜
  • スキージャンプ 団体   岡部・斎藤・原田・船木
  • スピードスケート500m    清水宏保
  • 女子モーグル       里谷多英
  • ショートトラック500m    西谷兵文

札幌オリンピックは高度成長期の時期で日本の繁栄が真っただ中、翌年1973年第4次中東戦争によるオイルショックで戦後初めてのマイナス成長、1991年3月バブル崩壊、1995年1月17日阪神淡路大震災の厳しい状況の中で長野オリンピックが開催されました。  

新型コロナウイルス感染拡大中で五輪開催

オミクロン株拡大の中で北京冬季五輪開催

一年延期された東京2020オリンピック・パラリンピックは変異株のデルタ株が蔓延する中、無観客で開催されました。半年後に控えた北京2022冬季五輪は感染力の強いオミクロン株の猛威の中で開催されました。

平和の祭典としてのオリンピックに政治や紛争の匂いが漂い、国家の威信をかけた戦いが一方で繰り広げられています。

  • 新型コロナウイルス感染者数 4億2500万人 死亡者 589万人 2年間(2022年2月22現在)
  • 中国 ゼロコロナ政策 欧米のロックダウンと緩和政策 日本の徹底した感染予防
  • 感染拡大・平和の祭典五輪の中で、紛争の匂い(ロシア・ウクライナ)対立が世界に及ぶ