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2021年を振り返る  厳しさと感動の一年

社会経済活動の再開に大きな壁となった新型コロナウイルスは変異しながら世界に蔓延し、2億8千万人の人が感染、543万人の死者を出し、今も感染の収束の目途が見えていません。苦しみの中で感動もいただきました。2022年希望の年へ歩みたいと思います。

感染 第3波

2020年7月~GOTUキャンペーンが始まり、10月から東京都も加わり全国で人流移動が始まり活気を取り戻しました。イギリス変異株で年末から新年にかけて首都圏で拡大しました。(第3波)首都圏で緊急事態宣言が発令され、GOTUキャンペーンは中止され2021年が始まりました。

感染 第4波

変異株(デルタ株)が関西圏大阪・兵庫・京都で拡大(第4波)、4月末ごろ大阪の感染者数が連日1000人を上回り、医療体制がひっ迫し、滋賀県に医療従事者の応援を依頼する事態に陥りました。

首都東京はデルタ株の感染は関西ほどではない状況にありました。

感染 第5波

東京オリンピックが始まる、7月には首都圏を中心に再拡大になり、オリンピックは無観客開催の決断をしました。世界の15000人近いアスリートが東京に集結し、徹底した感染対策とオリンピック村での隔離生活をしながら競い合いました。オリ・パラ終わった9月末に収束しました。


高齢者のワクチン接種が第5波を救う

第4波の関西圏のデルタ株感染拡大によって、危機感を共有する状況で菅総理と河野ワクチン担当大臣による、海外メーカーに依存しているワクチンの確保と地方自治体への迅速な配布、厚生労働省、総務省、防衛省、経済産業省など省庁を超えた連携で接種を加速しました。高齢者3600万人の80%の接種率を7月末で達成しました。高齢者接種によって第5波の25000人/日を超える感染者数でも重症化が抑えられました。難局を乗り越えました。

東京オリンピック・パラリンピック

開催を決断させた大きなエネルギー

東京オリンピック11090人、パラリンピック4400人のアスリートが東京へ、海外の大会関係者 7.8万人、国内の大会関係者30万人が緊急事態宣言下の東京に集い世紀の祭典を開催しました。4年に一度の祭典が1年延期され開催に漕ぎつけました。日本は賛否両論の中で聖火を灯し熱戦が繰り広げました。日本のお家芸柔道の活躍に始まり日本中に感動をもたらしました。多くのメダルを勝ち取り、若い世代のストリート競技など新たな種目でメダルを勝ち取り老若男女感動しました。

2021年 日本のアスリートが世界の頂点へ

大谷翔平 MVP

アメリカ大リーグで二刀流で海を渡った「大谷翔平は」100年の歴史を変える活躍をすることで、全米リーグMVPを獲得しました。大谷の活躍は投打出場で連日話題となり勇気と感動を与え続けてくれました。

松山英樹 優勝

男子ゴルフ世界最高の舞台マスターズで日本人初の優勝を遂げました。過去に日本のトッププロが何度も挑戦して成しえなかった大会です。

全米女子プロ選手権で笹生選手が19歳でメジャー優勝しました。

大坂なおみ 優勝

大坂なおみは2月の全豪女子オープンで2度目の優勝を勝ち取りました。日本で生まれアメリカに渡り厳しい環境の中で成長を続け世界のトップアスリートに成長しました。東京オリンピックでは聖火台の点灯アスリートになりました。


2021年日本シリーズ ヤクルト優勝

セ・パ 前年最下位のオリックス×ヤクルト決選

2020年コロナ過で無観客試合のプロ野球セパ両リーグの決戦は2021年有観客の中で激闘を繰り返し、閉鎖された社会の中で唯一の楽しみが下克上のプロ野球戦でした。前年両リーグ最下位の球団がリーグ優勝し、日本シリーズへコマを進めました。この戦いは世紀の戦いとなりヤクルトが6戦目4×2勝でチャンピオンフラッグを手にしました。2年目の高津監督がナインに胴上げされました。

教訓:前年最下位でも日々の努力と戦術で勝利する「チームの力を結集して」優勝を勝ち取りました。厳しい日本の社会経済にも大きなヒントを与えてくれました。衰退する日本中が一丸となって苦難を乗り越える術を示してくれました。 頑張ろう日本!!

トヨタ × ソニーに希望を抱く

トヨタ2030年に350万台のEV自動車

~ トヨタ ~ 欧米・中国・韓国がEV自動車にシフトする中、出遅れたトヨタが4兆円の投資と350万台(2030年)目標を発表しました。トヨタは世界一のハイブリッド技術で世界を牽引してきました。さらに燃料電池車(MIRAI)の開発、水素エンジン車など一気に進まないEV自動車の懸念を示しながら対応してきました。

  • 車載電池開発
  • 充電インフラ整備

車載電池のシエアーは中国CATL製、韓国LG化学、SKなどが日本のパナソニックを追い越し遅れをとっています。トヨタはハイブリッドで培った電池技術を生かし、工場に電池ラインを併設して対応を計る4兆円の投資を発表しました。

~ ソニー ~ 世界一の画像処理技術 半導体熊本工場建設+長崎にも半導体工場建設

世界のトップ技術を有するソニーは半導体事業にも積極的に投資することを表明、世界№ワンの台湾TSMCと共同で運営する熊本半導体工場建設、さらに長崎で別の半導体工場構想も発表しています。 官民一体となって半導体復活(過去に世界の50%以上のシエアー)をかけています。