イギリス スコットランドの中心都市グラスゴー
スコットランドの中心都市グラスゴーでCOP26が開催されます。イギリス(英国)と表現している国は日本だけで正式名称は「グレートブリテン&北アイルランド連合王国」が正式名称のようです。ラグビーのワールドカップではイングランド・ウエールズ・スコットランド・アイルランド北アイルランド連合代表で戦っています。大西洋・北海に面するスコットランドの都市グラスゴーにCOP26(国連気候変動枠組条約国会議)世界の国々が参加して議論されます。スコットランドは北海に面し洋上風力の大規模発電が行われ、日本の三菱商事などが出資しています。日本の風力発電は欧州より20年、アジアで10年遅れているようです。2011年の福島原子力発電所4基の爆発事故までCO2を排出しない原発に依存して大きな後退を招きました。菅総理の「温室効果ガス排出ゼロ宣言」と「石炭火力発電2030年までに100基削減計画で再生可能エネルギー政策に大きく転換を図る計画です。
日本の電源構成 2030年度政府目標
日本の電源構成(日本政府の目標)は社会経済活動に大きな影響を及ぼします。東日本大震災まで主力電源を原子力に頼っていた電源構成を大きく見直す必要に迫られています。 スペインマドリードで開かれたCOP25(2019年12月)では就任間もない環境大臣(第4次安倍内閣)として出席した小泉環境大臣が「化石賞」という不名誉な賞を頂く屈辱的な会議に出席しました。日本の石炭火力の比率が高く、世界に石炭火力発電を積極的に輸出していることから、世界からパッシングを受けました。日本は政府、経済界の意向で安定した電源確保のために今も原子力の再稼働を模索しています。再生可能エネルギーは安定した電源と見なされず留まっています。しかし、地球温暖化による被害拡大によって世界の潮流は再生可能エネルギー等CO2削減に大きく傾いています。
秋田沖に洋上風力発電計画が進む
秋田港(13基)、能代港(20基)の水上風力の基礎と地上設備の工事を2021年9月に完了し、1年かけて風力を設置、2022年12月運転開始のスケジュールで
進捗しています。一基4.2MW×32基≒140メガワットの発電量日本の原発2基分の発電量を賄います。2022年(来年)12月運転開始を目指して急ピッチで工事が進められています。このプロジェクトには3メガバンク、ゼネコン、商社など多くの事業者の出資で行われています。次の段階では沖合に設置する浮上式風力なども有力視されています。しかし、発電した電力の海底ケーブルなどの問題解決も並行して行われています。大型蓄電船舶の開発も検討されています。