10月1日、緊急事態宣言の全面解除によって人々は堰を切ったように繁華街へ繰り出しました。第5波の厳しい感染拡大によって、医療崩壊寸前に陥り、感染しても自宅待機の状況の中で徐々に若者も危機を感じ、重症化率が軽減されるワクチン接種を行い、先行した高齢者ワクチンのおかげで、感染者数の減少と重症化率の低下が明らかになってきました。拡大時には若者の深夜の行動も減少していたと後にデータを示しています。解除後人流が拡大する中で減少が続いています。第3波の拡大、第4波の関西のイギリス株拡大、第5波のデルタ株による首都圏~全国への広がりの恐怖を味わいました。オリンピック期間中は拡大を続けました。
疲弊する社会経済活動に首相交代の審判
2020年1月中国発の新型コロナウイルスの感染拡大は100年前の第一次世界大戦時代のスペイン風邪以来の世界蔓延を引き起こし、世界を恐怖に陥れ、見えない感染症との戦いは厳しいものになりました。社会経済活動は大きく制限され、感染の波が大きくなって繰り返され暗闇の疲弊した社会が続きました。感染収束しても、終わりのない感染が押し寄せてきます。欧米ではウイズコロナ(コロナと共存する社会)を目指して動き出しています。日本はワクチン接種の若年層への拡大と感染者への経口治療薬、カクテル療法の実用化を目指しています。世界でも見られないマスク着用の徹底などこれ以上の社会経済活動の制限の実施は難しい状況に来ています。
新型コロナウイルスの始まり
2020年1月16日、中国商談を終えて、上海空港で搭乗→関西空港へ降り立った5日後、習近平国家主席の新型コロナの感染で「湖北省武漢市の都市封鎖」のニュースに驚きました。中国の春節(2020年1月25日)目前の出来事で、すでに日本に訪れている人もいました。3500人搭乗の豪華クルーズ船(香港で下船した一人に感染が判明)が横浜港に向かっていました。武漢空港~羽田空港へ(深夜の全日空チャーター便 連夜5便)700人の脱出劇が行われました。 1年10カ月、トンネルの先に出口が見えてきた思いで再構築を始めます。 アシスト 中村
人が行きかう社会の復活
安心した人流拡大が経済再生の始まり
10月1日緊急事態宣言等解除と同時に堰を切ったように人がターミナルを目指して集まり、合流して買い物や飲食などに流れていきました。報道では3割増の人流が各地で起こっていると報じています。人が賑わう社会の姿が社会経済活動の基点であると感じました。一方で第6波の心配も横切る光景を見て立ち止まる自分がいます。ウイズコロナ(コロナと共存する)の社会を求めて日本は大きな一歩を踏み出しました。コロナを恐れることなく活動の場を広げる時が来ています。多くの人は厳しい環境に侵され委縮し経済活動を制限してきました。6波が来ても恐れることなく前を見て共に歩むことを誓います。