線状降水帯による甚大な豪雨災害

線状降水帯のメカニズム

梅雨期に入った7月初旬から、九州南部に梅雨期末期に起こる線状降水帯による豪雨災害が発生しました。2018年に起こった西日本豪雨災害で広島・岡山県など広範囲に起こった線状降水帯は各地で過去に例を見ない豪雨となり、河川の氾濫、地滑りが大規模災害となり、日本列島災害として常態化しています。太平洋高気圧とシベリア高気圧の間に停滞する前線に沿って西から東へ連なって移動し大量の雨を降らし続けます。

気象台始まって以来の記録が書き換えられる激しいものです。河川の氾濫で大量の水が街や田畑に流れ込み、家屋が流され、床上、床下浸水で生活の基盤を無くす被害を受けます。2019年に起こった九州北部を襲った豪雨は、地域の順天堂総合病院を進水させ、今年もさらに高い位置まで浸水する事態になっています。鉄工所から大量の油流出が起こった地域です。

地球温暖化対策?、河川の護岸対策?、国を挙げて対策を構築する必要に迫られています。