先陣を切ったオリンピック柔道の快進撃
日本発祥の柔道は前回東京オリンピック(1964年)から種目に加わり、オランダの柔道家ヘーシンクに敗れて衝撃を受けました。柔道人口は日本16万人、フランス60万人、ブラジル200万人など世界200カ国に柔道が普及し、世界的な競技に発展しています。明治に嘉納治五郎が講道館柔道を提唱し、礼儀と技を広めて世界的な競技になり、国際連盟の中でルール改正を行って今日の柔道が作り上げられました。世界の有力な選手は講道館に憧れ日本に練習(修行)にやってきます。一時期日本柔道は低迷し、外国選手に勝てない時期がありました。今、日本柔道は健在です。1964年に造られた日本武道館は今回も柔道、空手の競技会場として使用されます。
兄妹五輪初の同日優勝金メダル
柔道競技2日目、女子52㎏阿部詩、男子66㎏阿部一二三兄妹は日本武道館の会場に同日出場し、見事金メダルを勝ち取りました。兄一二三選手は丸山城四郎選手との死闘で代表となりこの日を迎えました。妹詩選手は外国選手に一度敗れて悔し涙を乗り越えて代表となりました。日本中が注目する中で妹が先に優勝し、兄一二三も勝ち進み決勝を迎え、無観客の中で詩選手が応援する中で勝利しました。日本中で多くの人が手に汗しながら画面を見続けました。感動ありがとう!
男子73㎏の大野将平金メダル
日本の絶対的エースの大野将平は柔道3日目に登場、高藤、阿部に続き金メダルの絶対的エースの登場に期待を抱きました。柔道の一瞬の投げ技に手を握って感染しました。延長戦になると大丈夫だろうかと不安を抱きました。しかし、効果の技で決着しました。リオデジャネイロ以来5年間厳しい日々であったと表現しました。期待されればされるほどプレッシャーが大きかったと思いました。 よくやった!