地球温暖化に貢献する塗料 熱交換塗料
開発(2002年)~8年、2010年報道番組で東京墨田区の小学校グランドを素足で走り回る小学生の画像が放映されました。アスファルトの地面に塗られた熱交換塗料の現象(忽然と消える熱)が話題となりました。地球温暖化による気温上昇が懸念される中で「熱交換塗料」が別の番組報道でも取り上げられました。開発メーカーアルバー工業に問い合わせと取材が多く寄せられました。すでに大手メーカーが遮熱塗料(白を基調とした反射塗料)として流通していました。小さな塗料メーカーの流通への取り組みは厳しく、展示会などのブースでテストキッド、カタログで”不思議な現象を確認していただく”地道な取り組みを続けてきました。報道番組後、東京を中心に各地に「熱交換塗料研究会」の広報組織が立ち上がり徐々に民間、公共工事の採用も広がりました。
東日本大震災の原発事故で電力不足が起こる
2011年3月11日東日本大震災で福島原子力発電所の爆発事故により、日本は主力電源が全て停止し、大きな電力不足に陥りました。日本は代替えとして化石燃料(石炭・石油・・)発電の復活で対応を計りました。10年経過した今も主力電源の回復は厳しい状況にあり、安価な電源確保の対応が迫られています。電力会社、産業界、経産省、地元自治体も原発復権を試みていますが、社会は原発に厳しい目が向けられています。世界的には地球温暖化の影響で「温室効果ガス排出ゼロ」に向かって、石炭火力などの廃絶を唱えています。世界の主力電源は再生可能エネルギーなどに向かっています。
2050年温室効果ガス排出ゼロへの挑戦
2050年に温室効果ガス排出ゼロ向けての歩み
2011年の東日本大震災で、縮小した石炭火力発電の復活を試み、技術の再構築で輸出産業への復権を試み、日本は2019年マドリードのCOP25で世界から厳しい批判を受けました。2020年10月菅首相の所信表明で「2050年温室効果ガス排出ゼロ」を掲げました。その後、政府は石炭火力発電140基のうち旧式100基を2030年までに廃止することを決定しました。日本は平成不況の中で厳しい経済運営が続く中でエネルギー電源の大きな転換は厳しく、最先端の技術革新が求められることが必須になっています。 再生可能エネルギー技術も、中国など海外勢の成長で競争力を失い、厳しい試練に中にあります。
日本は排出ゼロへの取り組みの中で最先端の技術革新が求められています。日本は基礎技術から積み上げてきた歴史があります。短期間での日本の技術生産の復権への挑戦が問われています。
熱交換塗料と真夏の水まき
熱交換塗料は真夏の水まき!
コロナ禍の真夏に東京オリンピック・パラリンピックの開催が予定されています。対応策のデモに小池知事がひしゃくで水まきをする光景をブログ掲載したことがあります。マラソンコースは札幌に変わりましたが、開催される夏の東京はどのようになるか心配です。熱交換塗料はヒートアイランド現象にも大きな効果が期待できる塗料でカタログのトップページに「近未来都市冷やす」と表現しています。太陽光線を受ける道路、建物(屋根・壁)に熱交換塗料を塗布することで照り返しや輻射熱を抑え10~15℃の温度低減、水を撒いたように毎日温度を下げてくれます。さらに熱帯夜の夜も熱交換塗料は塗膜内の温度が25℃になるまで夜も休まず下げ続けてくれる優れものです。
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