製紙工場内は複雑な立体構造と配管で繋がっています
製紙工場は豊富な水と電力を必要とし、木材・パルプ・古紙の原料・製品の輸送の利便性の立地条件に適したところにあります。広大な沿岸・河川に近く、風雨や塩害にさらされる工場が日本全国に広がっています。明治時代から続く洋紙工場は繰り返し近代化を進めて歴史的な構造物も多く、常に劣化対策を行っています。工場内の点検通路、階段、配管、構造物のメンテナンスが提案され、アルバー工業製の防錆剤CCP-117も使われています。
安価で強度のある鉄素材の構造物が多くみられ錆劣化の対象となります。アルバー工業製防錆剤CCP‐117はケレン作業(錆を除去する作業)を少なくし、素材の強度を維持したまま塗布を可能にし、最強の効果を発揮する防錆剤として多くの工場で採用されています。
階段部分の隅々の劣化を抑えるため、塗布を浸透させ、劣化年数を長期に維持することで省力化を実現します。
鉄製錆の劣化に最大の効果を発揮するCCP-117はオンリーワン素材です。
工場内では小規模工事ですが重要な作業
経年劣化が見られた階段部分のメンテナンス塗装が施されました。昇り慣れている階段も表面、つなぎ目、裏面に劣化の兆候が見られました。作業工程を短くして、長寿命化を実現する防錆剤CCP-117を採用戴きました。高圧洗浄を掛け、浮き出た錆を除去し、究極の防錆剤アルバー工業製CCP-117 を下塗りし上塗り仕上げをしました。
丁寧に作業を確認し、階段が蘇りました。
工場内の行動で日々使用する階段を劣化から防ぎ、作業環境の改善と安全を確保しました。究極の防錆剤CCP-117の効果は構造物の長寿命化に貢献し、メンテナンスコストを維持して工場内を守り続けます。
明治維新によって洋紙文化が始まる
日本の和紙文化~明治維新で洋紙の文化へ
日本は古来から和紙文化があり、各地で手作りの和紙を作っていました。観光地に行けば和紙すき体験などが各地で行われています。江戸時代までは和紙は各藩で作られていました。明治になって渋沢栄一など欧州視察団が洋紙技術を学び、明治維新後明治8年洋紙の生産を始めました。今も続く王子製紙は渋沢などが発起人となって作られた製紙工場の始まりです。(東京都北区王子 渋沢邸の居宅)
明治の頃、紙幣を外国に依頼していた時代もあり、偽造などの懸念から日本で製造する必要になりました。洋紙の大量生産によって新聞、書物に不可欠な紙でした。当時トイレットペーパーも洋紙に変える必要性も生まれました。