地球温暖化に貢献する塗料 熱交換塗料の検証
2009年に施工しました袋井市のアパートを7年後、10年後そして12年後の状態を報告します。塗装の色がピンク色と言う事で、色の劣化を心配しましたが12年経過してチョーキングも無く雨だれも無い状態でした。西側と裏側には青コケが有りましたが、それ以外は2009年に施工した状態を保っていました。(施工者 画像 文)
熱交換塗料の決め手は温度低減だけではない
塗装の表面に起こる汚れ、剥がれなどの経年劣化が気になります。熱交換塗料の最大のポイントは塗膜内に起こる運動エネルギーと起電作用によってその場で表面温度が10~15℃下がっていることは立証できます。しかし、塗装の経年劣化、汚れは年数を経過しないと判断が難しいところがあります。
開発者アルバー工業は多様な下地材に密着するプライマーの開発も素材別に研究開発して剥がれによる劣化を防いでいます。表面に付着する雨だれなどの汚れも親水性に優れた塗料で雨水で流れるようにしています。
チョーキング現象で何が起こるか
塗装面は厳しい直射日光を受け続け、気候変動による強い風雨にさらされ耐えています。塗装面の下地素材に金属、土、セメント、合板、スレート、サイデイング、アスファルト、ゴムチップなど多様な素材が使われています。アルバー工業ではプライマー(下塗り塗料で主に接着の役目)を重要視しています。
下地材で効力を発揮するプライマーを同時に開発し、熱交換塗料は指定のプライマーを使用します。
チョーキング現象は黒板で使用するチョークの粉のように、年数が経過すると指に粉が付着します。これは
劣化が始まって、塗料がはげ落ち、色あせが起こり、塗装表面の色彩が失われてきます。最初に塗った色が劣化によって色あせ醜くなってきます。メーカーとしては厳格に適正なプライマー使用を公表しています。汚れの付着や、剥がれの劣化によって熱交換塗料の効果が妨げられます。他のブランドメーカーの遮熱塗料などプライマーを塗装業者に一任して劣化を招いています。
2016年4月14日 検証画像 7年後
2019年2月10日 検証画像 10年後
2021年6月8日 検証画像 12年後
メーカー アルバー工業では開発当初から熱交換塗料のプライマーを同時に開発し、施工マニュアルの厳しい取り扱いを指示しています。地道なメーカーとして「地球温暖化に貢献する塗料」として歩み続けています。