温室効果ガス排出ゼロに貢献する 熱交換塗料

省エネ・室内外の温度環境の改善を図る熱交換塗料

1997年COP3(京都議定書締結)で地球温暖化によるCO2削減の気運の中で”塗料で何かできないか”の思いで開発に着手し、2002年完成したハイブリッド塗料「熱交換塗料」が生まれました。多くの現場と人の力で効果の実証を積み重ね証明してきました。大手塗料メーカーの遮熱塗料・断熱塗料と全く違う、数ミクロンの薄い塗膜の中で起こる運動エネルギーで温度を調節されていると仮説を立て研究機関の科学的実証を待ちました。2016年6月電気工学の研究者によって「起電」作用が起こっていることが証明されました。

2011年東日本大震災・福島原子力発電所の事故で電源が喪失し、熱交換塗料が省エネ効果で注目され広がりを見ました。大手塗料メーカーの遮熱・断熱PR活動と違い、開発技術の実証による地道な活動と技術の確かさの証明を繰り返し広がりを続けてきました。

熱交換塗料は温室効果ガス削減に貢献する塗料

日本の社会経済を代表する自動車・家電製品・住宅設備・断熱などの効果に省エネポイントなどの還元による喚起政策が実行されてきました。対象外の塗料も遮熱・断熱の表現で省エネ効果をPRしました。地球温暖化に貢献する塗料として開発された熱交換塗料は”薄い塗膜の中で熱が消失する、ありえない現象”を引き出し”製品化しました。日々の地道な省エネ効果の実証と信頼性のPR活動で、ご採用いただくお客様の思いにお答えしてきました。

熱交換塗料は地球温暖化によるCO2削減の思いで機能性塗料メーカーが開発した塗料ですが、2002年開発来、現象の科学的証明を大学や研究機関に依頼しましたがたどり着きませんでした。”科学的証明のない塗料は使えない”と言われ苦心しました。2016年6月、熱交換塗料は「起電」現象の科学証明がなされ大きな裏付けを得ました。

社会の思いに直接的に訴えることが難しく感じていた時に、政府は「2050年温室効果ガス排出ゼロ宣言」を表明し、省エネ塗料としてPR活動の可能性でコンセプトの幅が広がりました。 

2050年「温室効果ガス排出ゼロ宣言」取組み

日本の温室効果ガス排出量の推移を見る

排出削減技術先進国日本の年度別推移を見ると経済的背景が伺えます。排出ガスゼロ宣言は過去の年度数値を見ても厳しい状況であることは間違いありません。

我が国の温室効果ガス排出の数値推移(グラフ)

  • 2005年 小泉内閣末期経済が好調で排出増
  • 2008年 リーマンショック停滞で排出減少
  • 2011年 東日本大震災 原発喪失で排出増
  • 2015年 温室効果ガス排出 パリ協定署名
  • 2018年 地球温暖化対策で排出徐々に減少

パリ協定が実行される本年度(2020年)世界は新型コロナウイルスで混乱状況にあり、さらに排出国2位のアメリカがトランプ政権の自国第一主義の中で、パリ協定から脱会を表明最大の排出国中国は積極的に排出量削減ゼロに向けて取り組みを主張している。日本は環境技術立国として「2050年温室効果ガス排出ゼロ宣言」で取り組みを加速することを世界に約束しました。