菅首相が就任記者会見で行政改革の断行
秋田の田舎から東京に出て、働きながら大学で政治学を学び国会議員の秘書をして11年、38歳で横浜市の市会議員2期8年務め、46歳で衆議院議員に立候補、初当選して25年総理になりました。叩き上げの政治家菅義偉は政治生活の中で縦割り行政の弊害、既得権益の打破、悪しき前例をなくす規制改革を進める取り組みを行ってきました。内閣の重要ポストの行政改革大臣に河野太郎氏を選任しました。”行政改革110番の目安箱”を支持、早速河野大臣は自らのホームページに掲載すると2日で3000件の大量情報で一旦閉鎖する事態になっています。
縦割り行政・既得権益・悪しき前例の打破
縦割り行政・既得権益・悪しき前例の打破
国民の眼からすると、省庁間、国と地方、部署間において脈々と受け継がれた施策が存在し、国民や一般市民からは、無駄や効率の悪いものがあり、許認可を得るために時間の浪費が起こります。役人は他の部署からの介入は、自身の権限や予算措置が奪われることを考え、連携することを嫌う。もともと他と連携する発想にかけている。菅新総理は代議士の秘書、市会議員、衆議院議員のキャリアの中で市民の相談を受ける中で、行政機構、官僚機構の不合理を感じて問い続けてきた政治家です。安倍総理の元で7年8カ月の最長の官房長官を務め日本の統治機構の改革(行政改革)の必要性を肌で感じてきた叩き上げの総理就任に国民は期待します。
新型コロナウイルスの対応に行政の壁
1月20日中国習近平主席が中国武漢市の感染症”新型コロナウイルス”発生の発表から、日本国内で緊急対応に当たりました。厚生労働省が担当し、武漢の日本人の救出は外務省・内閣官房などが横断的な判断でチャーター機、宿泊施設、医療体制など省庁横断的な対応を行いました。4月の緊急事態宣言後は経済再生担当大臣に役割が移り、地方自治体との窓口も移りました。国家を挙げて対応する感染症などは縦割り行政の弊害が如実に表れました。国と地方の溝も深まりました。