99代菅義偉総裁の内閣が始動
2020年9月16日 新型コロナ禍で安倍総理の病による退任表明により、官房長官として7年8カ月支えた菅義偉氏が政権与党自民党の総裁選を勝ち抜き、本日国会において衆参両議会において首班指名を受け第99代の内閣総理大臣に選ばれました。就任後の記者会見で、安倍政権の取り組みを継承し、前に進めていくことがみずからの使命だとし、まず、新型コロナウイルス対策や経済の再生に全力で取り組む考えを表明しました。
戦後最大の危機をどう乗り切るか
世界の感染者数3000万人の脅威の中で第2波の収束と落ち込んだ経済の再生に取り組む菅内閣は厳しい船出となりました。しかし、国民は新内閣に期待と可能性を抱きながら日々過ごすことになります。菅氏は自民党総裁選などで求められるものは”自助・共助・公助そして絆”であると表現しました。この言葉は災害時に使う言葉であると言われています。コロナ禍の最大の危機をどう乗り切るか試されている。
難題の規制改革を断行できるか(令和維新?)
規制改革を徹底して断行すると宣言
歴史が積み重ねた現状の仕組みを変える「改革」を表明しました。役所の縦割り、既得権益、あしき前例を打破する「規制改革」を断行する宣言しました。260年続いた徳川幕府に欧州列強国が開国を迫った時に地方の青年武士たちが立ち上がり明治維新を成し遂げました。第二次世界大戦に敗れた日本は焼け野原から戦後復興・高度成長を遂げてきました。バブル崩壊により平成不況の中で国家の安定を国民は求めてきました。2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災、地球温暖化による頻発する豪雨災害などに襲われ、2020年になって恐怖の新型コロナウイルスによる大変な危機の中にあります。
社会・経済活動はいつまでも沈んでいるわけにはいきません。徹底した感染対策をしながら経済活動を再開し、加速させることが今求められています。