日本船籍の油槽船座礁のニュース
コロナ禍の中でニュースが飛び込んできました。インド洋のモーリシャス沖で日本船籍のタンカーが座礁し、大量の流出した油が流れ着いた沿岸部で真っ黒な油を回収する映像が移されています。生息するサンゴ礁や生態系に甚大な被害が及ぶと報道されています。一日でも早い座礁船のコントロールと油の回収が求められています。
生物多様性の宝庫モーリシャス
国連の生物多様性条約によると、モーリシャスの海は、魚800種、海洋哺乳類17種、カメ2種を含む1700種の生き物の住みかになっている。サンゴ礁、海藻、マングローブが並外れて豊かな海を作っている。これだけ豊かな生物多様性のある海は、もうほとんど地球には残っていないと言われている。流出した油は海面だけでなく、水面下に溶けて、海底には海底には分厚い残留物がたまり、海洋生態系全体に影響を及ぼす。一日でも早い大量の油回収作業が日本に求められています。
油回収にマジックファイバー日本の技術
油回収にマジックファイバーが役立つ
昨年(2019年夏)アシスト勉強会で取り上げたエムテックのマジックファイバー(油吸着材)が佐賀県豪雨で鉄工所からあふれ出した大量の油の吸着作業に自衛隊の支援で早期に農作物への被害にも役立ちました。報道番組の年間大賞にも選ばれ、モーリシャスの油流出に役立たないか一瞬思いました。開発企業はクラウドファンディングを利用して支援を表明、日本からの派遣隊に1000枚を託す報道がありました。油回収の究極の開発製品です。