· 

香港の治安維持、中国が直接、法律の制定

新型コロナウイルスの発信元中国の厳しい状況

一国2制度の中で自由を求める香港市民中国一党支配の制度を容認することはできず、昨年は再々100~200万人のデモが繰り返され、「逃亡犯条例」を廃案に追いやりました。アヘン戦争で清国から英国統治領となり自由主義国家として、世界の金融・貿易の拠点となってきた香港が徐々に中国に取り込まれようとしています。若者を中心として激しい反発が繰り返されています。小国台湾も同様の状況で、自主独立を主張する蔡英文総統が今年圧倒的多数で再選され、新型コロナウイルスの対応でも世界に賞賛される国となっています。中国の海の玄関口にある国家が中国の障害になっています。一帯一路で世界の覇権を争う国家となった中国の野心はとどまることはありません。

世界最大の感染に苦しむアメリカは猛反発

中国武漢から発生した「新型コロナウイルス」は瞬く間に世界に広がり、1929年以来の世界的危機に直面しています、マスク外交など世界の覇権を視野に入れる中国にとって、台湾・香港の民主化は抑えなければならない大命題になっています。しかし、厳しい言論の抑圧と弾圧の社会になじまない小国の抵抗(特に若者)は中国にとっては早期に封じ込める必要があります。一方アメリカを中心とした自由主義国家にとっては見過ごせません日本はアメリカの同盟国であり、近隣中国との経済的結びつきなど政治判断に苦慮することは予測されます。