東京オリンピック一年延期決定

バッハ会長と安倍総理の緊急電話会談

新型コロナウイルスが蔓延する中、4カ月後に控えた東京オリンピックの開催は、各国の反応から厳しい状況になっていました。準備をしてきたIOC・日本国にとっても大きな決断を迫られ、IOC・日本国としても準備と投資・環境においても中止の代償ががはかり知れないものがある判断の中で、歴史において延期をしてきたことがないオリンピック憲章などの壁を乗り越える必要に迫られていました。3月24日午後8時（日本時間）バッハ会長と安倍総理の電話会談が持たれました。安倍総理から一年程度の延期を提案、バッハ会長が承諾しIOC理事会に諮ることを明言しました。このニュースは即刻世界中に発信されました。

賛否両論の中でアスリートファーストで調整

一年延期は、いろんなところに波紋を広げることに間違いないことから慎重に対応をしていたと思います。しかし、拡大する「新型コロナウイルス」の先が見えなく。各国が渡航禁止など、世界が閉鎖状態の中で開催の決断は出来なかったと思われます。グローバル化した世界の中での感染対応の難しさに各国が厳しい判断が求められ、強硬は考えられないシナリオに追い込まれていました。言い続けるアスリートファーストの精神で世界が共通の目標を掲げて解決にむかってもらいたいと願っています。反対する方は必ず存在します。大きなカベを乗り越えて東京2020年の成功のため、まずはコロナウイルスとの戦いに世界が共有して臨んでもらいたいと思います。