サッチャー首相以来の保守党圧勝の総選挙
産業革命の中心地、大英帝国イギリスは世界各地を制覇した国として存在してきました。しかし、1980年代衰退をたどったときに、鉄の女サッチャーが保守党党首として首相に就任、英国の復活を主導しました。
英国は議会制民主主義国家として、保守党・労働党の2大政党が互いに国家を運営してきました。英国議会は議会運営の手本としてきました。しかし、EU離脱を国民投票にかけて賛否を問うた結果、極差でEU離脱賛成が上回りました。
覇権国家イギリスは混迷を続けました。ドーバー海峡を隔てた自由な流れが、関所(関税・人の行き来など)によって制限されることを懸念する企業や人が移動し始めました。
EU加盟国28カ国から英国が離脱
第二次世界大戦後のヨーロッパの秩序を守るため、アメリカ主導で始まり、国境を接し戦争の火種となったドイツ・フランスを中心に連合体の構想が始まり、フランスドゴール大統領のリーダーシップのもとに発展しました。東西冷戦の中で北太平洋条約機構(NATO 29ヶ国)軍備防衛を賄い、国境を越えた関税撤廃・EU通貨の発行で物・人の往来を自由にしました。
英国は大英帝国の陰で、金融都市の権威?、ポンド通貨を続けています。イギリス国内の各所でユーロ→ポンド&ペンスに交換して使います。
EU離脱によって流通経済に互いに関税がかかることになり、面倒なことも起こることから英国からEU圏に企業を移す所が出てきています。
離脱決定・交渉経過で混迷
英国の離脱は決まり、来年1年間はEUとの離脱交渉に移ります。更なる、混迷も予想されます。
混迷が続けば、大英帝国イギリスの権威がさらに低下することも予測されます。