再生可能エネルギー~リチュウムイオン電池
スマートフォン・PCなど持ち運びのできる電子機器にはリチウムイオン電池が欠かせません。さらに次世代の自動車の電動化に向けた技術としてリチウムイオン電池の開発競争が過熱しています。
再生可能エネルギーを使った蓄電システムの応用によって、省エネと災害時における緊急電力としての可能性も考えられます。
2025年には電気自動車の普及が15%に拡大し、災害緊急時には自動車に蓄えられたバッテリーによって3日間程度の家庭電力が賄えると言われています。大容量・軽量化・小型化によってあらゆる用途にコードレス化が進みます。
IT・AI・自動化に蓄電技術が応用される
IT技術の進化とAI技術の発展によって、ドローンによる宅配や、自動運転技術を搭載した電気自動車の普及など、社会インフラが大きく変化する時代へ突入します。
更なる蓄電池の軽量化・容量拡大・安価の時代が目の前に迫っています。進化する開発技術が求められています。
リチュウムイオン電池に変わる新たな基礎技術が現れる日まで、リチュウムイオン電池の進化を求め続けます。
リチュウムイオン電池の開発と将来
ノーベル化学賞受賞の吉野彰氏は講演で研究開発に3段階があると表現しています。
- 第一段階 新しい現象を見つける基礎研究
- 第二段階 量産へ向けた開発研究 安全性・コスト・市場のニーズに合わせる
- 第三段階 製品が売れるかどうかです。ソニーの8ミリビデオバッテリー100万個
1995年のWindows95の発売でPCの新しい市場が誕生しました。それを転機に二次電池の需要が急速に拡大しました。今日では携帯電話の普及で市場規模は500倍に拡大しています。この先車の電動化が進めば5000倍になるでしょう。
日本は基礎技術・量産化への努力を続けてきましたが、市場規模の急拡大で中国など各国で電池生産が加速し、技術も進化していくと思われます。
5000倍の市場規模に日・中・韓が規模拡大
日・韓の市場に中国の電池事業者育成の補助金で中国企業の躍進があります。韓国は欧州に工場拡大しています。日本はパナソニックが北米・中国に工場を建設し主にトヨタ・ホンダ・テスラなどに納入しています。拡大競争が激しくなり、日本にも中国のベンチャー企業の日本法人設立などで、3国による市場を争うことになっています。
ノーベル化学賞の吉野彰氏の技術によって独占していた日本はシエア争いに後れを取っています。リチュウムイオン電池は安全・小型・大容量・コストの技術はさらに進化が求められています。地球温暖化にも大きな貢献をもたらします。
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