ラグビー　日本決勝トーナメント進出

スコットランドに勝利　予選リーグ突破

予選リーグプールA　戦績

  9月20日　日本３０：１０ロシア１０　　勝利

  9月28日　日本１９：１２アイルランド　勝利

10月  5日　日本３８：１９サモア　　　　勝利

10月13日　日本２８：２１スコットランド勝利

予選リーグプールA　で4連勝　一位通過　

決勝リーグ8チームのトーナメント　南アと対戦

横浜スタジアム65000人の大観衆に熱狂

4年前に決勝進出をかけた試合に敗れたスコットランド戦が、予選リーグ最終戦になりました。３戦全勝の日本は引き分け以上で決勝進出が決まります。10月13日19:45　65000人の大観衆の横浜スタジアムで始まり、日本各地のパブリックビューイング、テレビ平均視聴率39％（勝利時最大53％）で日本中が熱狂する戦いになりました。先制トライを奪われ厳しいスタートでしたが、前半戦の3トライで優位に展開し、徐々に迫られましたが勝利し歓喜に沸き返りました。

スーパー台風が関東を直撃　横浜開催危機

太平洋上で発生した台風19号が50年に一度のスーパー台風になり、日本対スコットランドの決戦地の横浜スタジオに近づくことが判明、当日の朝に開催予定を判断する厳しい自然環境に追い込まれました。

前日の夜7時ごろ伊豆半島に上陸、広範囲に被害が及びました。

夜中には、長野県の千曲川氾濫のニュースが入り、夜が明けると広範囲の被害が報じられました。

首都圏直撃で混乱するなか、夜7時45分のキックオフが決定され、選手・観客が黙祷する中で始まりました。選手は被害者に勇気をもたらす闘いを続け突進し勝利しました。

別の予選リーグ2試合は中止に追い込まれました。

決戦当日　横浜スタジアムの周りが満水

スーパー台風19号通過の翌日、スコットランド戦開催を決定しました。横浜スタジアムの周りは昼頃まで氾濫した水で覆われていました。

横浜スタジアムは周りを鶴見川の遊水地に床上げ式で作られていました。周りのスポーツ施設、遊歩道・公園・駐車場などは満水になりました。

鶴見川の氾濫に備えて、非常時の氾濫遊水地として設計されていました。

厳しいと思われた台風通過の翌日、東日本の各地で河川氾濫の被害の中で2000人による整備準備で国際的なラグビーの決戦を実現しました。　（都市部における災害を最小限に防ぐ）