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巨大台風19号 東日本に甚大な被害

台風15号の10倍の大きさの19号

9月9日に千葉を襲った15号は強風による家屋や施設の損壊と電柱の倒壊などで千葉全域の停電による甚大な被害を受けていました。

台風19号は南太平洋で発生から北上中に、高い海水温で急速に発達し、最大級の台風になると予測され近づいてきました。

10月12日夜7時前、伊豆半島に上陸首都圏を直撃し、関東平野を横切り東北沿岸に抜けました。

15号(12万㎢)の10倍の(140万㎢)広さの19号巨大台風は、上陸前から各地で大量の雨を降らせ、上陸・通過中・通過後も雨風をが続き、東日本の広範囲に川の氾濫をもたらしました。夜中に長野県の千曲川氾濫のニュースに驚き、刻々と増える氾濫、夜が明けてさらに甚大な被害が報道されました。

台風19号伊豆半島に上陸

進路が気になる日本列島

台風は海水温度、高気圧の位置と勢力、偏西風などによって、強さ・速度・方向が刻々と変化します。19号は太平洋の海水温が日本近海まで高いことから、スーパー台風になり、日本を直撃すると予測されました。昨年、関西(大阪湾)を直撃した巨大台風23号を思い起こす危機と一カ月前の千葉を襲った15号を思い起こし、ニュースに聞き入りました。


夜中に通りぬけた巨大台風19号

長野県千曲川氾濫で新幹線基地水没

伊豆半島に上陸後、夜中のニュースで長野県千曲川(一級河川)決壊のニュースに驚きました。広い巨大台風の影響で早くから降り続いた雨で千曲川に流れ決壊し、夜中に氾濫し、新幹線基地に停泊している車両が、画像のように浸かりました。12両編成で33億円で300億円を超す被害で、北陸新幹線の編成車両の1/3が使えなく、運行にも大きな影響を及ぼします。

台風19号堤防決壊は37河川52ヵ所

台風通過と共に増え続けた氾濫・浸水被害

2019年10月14日 23時20分台風19号 による豪雨で川の堤防が壊れる「決壊」が発生したのは、14日夕方の時点で、7県の37河川の52か所に上ることが国土交通省の調査で分かりました。

国が管理する一級河川で決壊、福島・宮城・茨城・埼玉・長野の5県7河川に上り、県が管理する7県32河川42カ所が決壊、越水などによる氾濫が181ヵ所に及んで深刻な被害になっています。