世界12位の経済成長を遂げる韓国
1953年の休戦協定時の韓国経済は最貧国と言われ北朝鮮より厳しい状況にありました。1961年の朴 正煕の軍事クーデターで国家再建最高会議議長に就任し、1963年~1979年まで大統領を務め最貧国から脱却しました。
30年間の「漢江の軌跡」と呼ばれる高度成長が続き現在世界12位(GDP)の
経済国になりました。
朴 正煕の娘、朴槿恵が失脚した後に選ばれた文在寅は民主系大統領で、北朝鮮との融和政策が最大の方策とし、韓国の教科書からも「漢江の軌跡」は消えました。
韓国大統領の年代
1948年~ 李承晩 朝鮮戦争、最頻国家の状態 1953年休戦協定 1960年失脚米国亡命
1961年~ 朴正煕~全 斗煥~盧 泰愚の軍事政権 漢江の軌跡、高度成長期、10財閥が誕生
1993年~ 金 泳三~直接選挙で大統領選出 保守(ハンナラ党)から選ばれる。
1998年~ 金 大中~盧 武鉉の民主政権に政変する。北朝鮮との融和(太陽政策)政策を描く
2008年~ 李 明博~朴槿恵の保守政権へ戻る、朴槿恵サムスンなどからの収賄疑惑罪などで失脚
2017年~ 文 在寅~財閥依存の脱却、格差の是正、北朝鮮と融和路線で民族統一を描く。
独立運動1919年~100年を掲げる文大統領
日清・日露戦争後の明治43年(1910年)の日韓併合の歴史が今最大の論点になっています。1909年の初代総理大臣伊藤博文の韓国人安重根(韓国の英雄)による中国ハルピンの暗殺などを経て、1919年朝鮮独立運動が始まっています。韓国文政権は独立運動100周年(2019年)を旗印に、日韓問題は日本の植民地支配が根底にあると宣言し、対立する北朝鮮との民族融和と統一を掲げ、慰安婦・徴用工など、日本が解決済みとしていた事案が再燃しています。韓国は分断国家、北朝鮮と戦争状態にあり休戦協定で65年間38度線の緩衝地帯で向き合っています。
核・ミサイルで国連制裁下にある北朝鮮(共産主義の国家)と韓国(資本主義国家)の融和路線が、日・米・韓の安全保障の連携に大きな亀裂が入ろうとしています。
2019:8:6 今朝も北朝鮮はミサイル2発発射、米韓合同軍事演習に2週間で4度の挑発抗議発射
北朝鮮との融和で新たな経済成長
文政権は財閥に依存する韓国経済の発展は格差を生み出している。雇用の拡大と最低賃金の底上げをスローガンに政権がスタートしました。輸出に依存する韓国経済は中国・日本など、世界経済の影響を大きく受けています。北朝鮮との融和政策が唯一の道として描いています。
輸出の審査見直し閣議決定で日韓対立
7月1日 経産省が輸出3品目の個別検証への見直し発表、韓国の主力産業の半導体に欠かせない化学製品で、武器などに転用される恐れがある事案があったとし、さらに8月2日韓国をホワイト国から除外する閣議決定をしました。韓国は日本製品の不買運動や厳しい対抗措置を発表。