日本の元号は645年「大化」以来1375年続く日本国の年代を表す称号です。年号とも呼ばれています。明治以降は一世一元が定着し現在は「元号法」で定められている。今生(平成)天皇の上位によって平成⇒令和に新天皇皇位継承によって変わります。世界的に長く年号を続けているのは日本国です。
645年「大化」元号始まり
飛鳥時代の孝徳天皇時代に発布された改新の詔(みことのり)、新たな施政方針が元号の起源となっています。難波長柄豊崎宮で発せられたといわれています。日本書紀に掲載されています。ヤマト政権の土地・人民支配の体制を廃止し、天皇を中心とする律令国家成立を目指したことが元号の始まりになっています。 豪族を中心とした政治から天皇を中心とした政治に移り変わったとされています。
「大化」は日本最初の元号で、改革によって「日本」という国号と「天皇」という称号の使用が始まったとされています。 日本では「大化の改新」として学びます。
江戸幕府(徳川幕府)は征夷大将軍として政治に大きな権力を有したが、それ以上に権威を有したのは天皇にありました。天皇を担いで倒幕運動を展開して明治維新なります。 最高の権力者は天皇にありました。
世界は西暦で日本は併用
西暦はキリスト(救世主)の誕生の翌年を元年(紀元)とした年号で、世界は西暦を採用しています。
日本は元号と西暦を使い分けています。
2018年省庁では西暦に置き換えています。証明書発行などは元号で発行しています。
天皇の崩御、譲位などでは元号と西暦が重複する年度があり、早見表で確認しないと間違います。
この度の平成⇒令和への移行は5月1日になり重複年度になります。
日本では経済的にも元号を採用していることが多く、元号の切り替えは大きな混乱になり、現在社会ではコンピューターに依存しているソフト変更に経費と混乱が伴います。
徐々に西暦への移行が行われています。
新元号の国民の反応
4月1日朝、国民は固唾をのんで官房長官の発表を待ちました。NHK、民放各社は朝から特集番組を汲んで、専門家などの予想などを聞きながら待つことになりました。発表と同時にテレビやスマホから目・耳に「令和」が飛び込んできました。予想外の元号に一瞬驚くも響きが良いかなと多くの人が受け止めています。
平和・安全と繁栄を求める日本国民
第二次世界大戦の戦火の中、焼け野原から戦後復興・高度成長を遂げ平和と繁栄を受けた日本国民は、新たな戦争への懸念を示し「平和国家としての歩み」を求め「和」の文字が入っている元号に安堵しています。
4大プレートの上にあり日本列島は地震・火山・台風・豪雨などの世界一の災害国で安全を願っています。