12月18日3000万人突破記念セレモニーから200万人近い観光客が増え、推計3191万人を記録しました。
訪日客の75%が中国・韓国・台湾・香港の近隣アジア圏になっています。玄関口は関西国際空港が多くなって、関西圏が増えています。大阪・京都など増え続ける観光客の対応に追いつかない現状も見えてきています。
増え続ける観光客が目指す場所に集中する事で、市民生活にも影響が出ています。特に京都では観光地に集中し沢山の人が押し寄せ、静かで落ち着いた京都の文化を楽しんで頂けない懸念も出てきています。文化の違いによるマナー、宿泊施設・休憩・トイレ、案内所、バスなどの交通機関の不足と停滞などが起っています。 追加ブログ
国土交通省 観光庁
観光立国推進基本法の制定
- 2003年 小泉政権 観光立国懇談会主宰
- 2006年 観光立国推進基本法が成立
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2007年 観光立国推進基本計画閣議決定
- 2008年 観光庁設置
- 2009年 中国個人観光ビザ発給開始
- 2012年 観光立国推進基本計画閣議決定
- 2013年 日本再生に向けた緊急経済対策
- 2013年 第1回観光立国推進閣僚会議開催
- 2013年 訪日外国人旅行者1300万人達成
- 2014年 2020年に向けて2000万人目指す
- 2015年 2000万人時代を早期実現目指す
- 2015年 日本を支える観光ビジョン構想
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1900万人達成
- 2016年 2400万人達成
- 2017年 2900万人達成
- 2018年 3119万人達成
2003年の経済再生諮問会議の中で、小泉内閣は観光立国を目指した構想がスタートし、国土交通省に観光庁を設け強化しました。2008年のリーマンショックなどの厳しい環境の中で、観光ビザの発行緩和などの制度改正を経て、観光立国としての政策を積極的に推進してきました。特に東アジア圏 中国・韓国・台湾・香港で75%ので訪日客を示しています。
2020年 4000万人の訪日客準備
2020年「東京リンピック開催」に向けて、4000万人の訪日客の準備を急ピッチで整えています。通常の訪日客にオリンピック関係、観戦応援客、ボランテイア、日本の地方からの観客など東京周辺は急ピッチで受け入れ準備を整えています。
宿泊施設(ホテル・旅館・民泊・・)などの制度の準備と交通網・警備体制など多くの問題をクリアする必要があります。
2019年 ラグビーワールドカップ G20各国首脳会議サミット大阪開催
今年は、ラグビーワールドカップ 日本開催があり各地で熱戦が繰り広げられます。世界から多くの選手、サポーターが訪れます。
6月 G20各国首脳会議(サミット)が大阪で開催され
各国の要人の警備・宿泊など重要な準備が行われています。
瀬戸内国際芸術祭 2019開催
3年に一度 春・夏・秋 期間 100日開催
100万人の人が会場を訪れています。最近海外からの人気も高く外国人観光客も増えて、人気スポットに
日本政府観光局 2018年12月統計資料
3000万人 突破 記念セレモニー
関西国際空港から入国した台湾の家族が3000万人達成者になりセレモニーでお食事券の贈呈がありました。
1987年、人工島を造成する第一期工事が着工された。
1期工事の最終的な建設費を「1兆5000億円」掛り、高額な着陸料や賃料などの厳しい運営で、1994年9月4日に開港した。
1991年バブル崩壊によって、日本経済は平成不況に突入し、全てにおいて厳しい状況が続きました。
台湾・中国・韓国の東アジアの経済成長は目覚ましく、続いて東南アジアの成長が続き大きな環境変化が生まれました。
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アジア圏各国の経済成長が大きく影響。
- ビザ発給の緩和など国・地方の取組み。
- 円高→円安に推移、免税対応など取組み。
- 滑走路を増設で格安航空機専用の運営。
- 関西3空港を民間事業に切り替え運営など
9月4日の台風21号の被害で空港連絡橋の損壊、空港島の水没など致命的な被害の中、信頼を失う大きな危機感の中で早期復旧が実現したことで、3000万人の達成の実現が可能になりました。
2011年の東日本大震災から国の再生
2008年のリーマンショックによって世界経済が大混乱する中で、平成不況を乗り越えられないでいた技術立国日本は、外国人観光客の誘致に力を入れることになりました。
国土交通省の観光庁が旗を振っても、いろいろ問題点が浮上し、バブル崩壊以降疲弊した経済の中で旅館・ホテルなどが衰退し、泊まるところがない現状が浮かび上がりました。
民泊などの制度を急いで認可しましたが、いろいろ運営に問題も浮かび上がりました。
今、ホテル建設ラッシュに沸き返っています。2020年は東京オリンピック開催で佳境に入っています。
関西も驚くところでホテルが建設されています。京都では全くのホテル不足で、小さなホテル(民泊)運営などが始まっています。
乗り越えなければならない課題
訪日外国人の消費額は日本の電子部品の輸出額に匹敵する額に急成長しています。
急成長は乗り越えなければならない課題が沢山残されています。
- 宿泊施設の確保と改善が進行中?
- ゴミ箱やトイレの設置など対応?
- 地方観光地のPR活動が出来ている?
- 国・地域の災害・治安対策が問題?
- 言語・決済などの対応の必要性は?
- 中・韓・台で75% 他国も広く?
日本の高度成長期に見られた、日本人の海外両行や日本のゴミのポイ捨てが、今外国からやってきている。
地道な対応が求められ、問われています。
2020年東京オリンピック、2025年大阪万博対応の重要性がこれからも続きます。
2020年 4000万人を目標に成長
鎖国の江戸時代から開国(明治維新 1868年 明治元年)から150年、産業革命による工業国家として成長を遂げ、世界2位の経済大国にまでになりました。
しかし、日本のバブル崩壊以降(平成3年)周辺国の経済成長もあり日本の成長が鈍化、成長著しい中国に追い越される厳しい現実を迎えました。
日本は歴史的な価値ある伝統文化や技術の蓄積があり、四季の景観とともに残されています。
成長著しいアジア圏の国から、多くの人が訪れて、日本製品の爆買い現象が起りました。
爆買いも落ち着き、沢山ある日本の観光地をSNSなどで検索して訪れる人が増えています。
外国人観光客の経済規模は5兆円に近づく。
(画像の統計表)
2017年度 関西の訪日客
2017年度 関西圏(大阪)への訪日客は1111万人(中国 402万人 韓国 241万人 台湾 140万人 香港・タイ・・・・)高度成長を遂げるアジアの近隣国から多くの人が訪れています。
来年はラグビーワールドカップ開催(ラグビーの聖地 東大阪花園)、2020年東京オリンピックが予定されています。
さらに、2025年2度目の大阪万博が夢洲で開催されることが先日決まりました。 ブログリンク
東京一極集中によって衰退していた大きな転換期が新元号の年に大きな希望が見えてきました。
大阪・関西を訪れる外国人
高度成長期~バブル期において国内観光にリゾート地や温泉地などの豪華なホテルや旅館が迎えてくれました。
日本の企業等を中心に海外旅行も活発になり旅行客が移動し旺盛な経済活動を満喫しました。
しかし、バブル崩壊によって一転厳しい平成期に入りました。
今年で平成が終わり、来年5月新しい元号を迎えます。2013年1000万にを超えた訪日客が20%以上の成長で増え続けて、今年3000万人に達する状況にあります。
大阪(関西国際空港)へ半数近い訪日客が訪れています。
世界で一番広い歴史ある天皇陵
百舌鳥・古市古墳群が2019年認定に向けて世界文化遺産に登録申請しています。
先日も宮内庁と堺市の学術員が仁徳天皇陵(世界一広い墓)の調査に入りました。
神武天皇(2600年前 橿原神宮)依頼世界最古から続く天皇制の歴史的伝統など、日本には大きな歴史的価値が存在しています。