関西国際空港 連絡橋 完全復旧

関西の玄関(関西国際空港)連絡橋 完全復旧

昨年9月4日の大型台風襲来により損傷した連絡橋の早期復旧は、国を挙げての取り組みでした。

日本が誇る橋梁メーカー、サルベージ船、道路舗装など多くの技術者の連携によって、連休前の予定を早めて4月8日全面開通(片側3車線 全6車線)が完全復旧しました。

平成に完成し令和の門出のゴールデンウィークに間に合い、多くの出入国の混乱をスムースに行えることに国民はホットしています。

ありがとう! 復旧の努力に感謝します。


関西国際空港の連絡橋の復旧に全力

半世紀に一度の大阪湾を北上した大型台風21号で、海上空港の関西国際空港は、高潮浸水、連絡橋へ強風に流されたタンカー衝突事故によって、世界的なニュースになりました。増加する海外からの関空利用に大きな障害となり、国を挙げて復旧に努め、残された道路・鉄道、空港島の再開を片側道路で9月21日99%再開しました。

損傷した連絡橋の修復に全力!

9月12日に撤去された100m・1000t近い橋梁2本をサルベージ船で撤去されどこかへ運ばれました。和歌山の高田機工(和歌山工場)に運ばれ、全力で修復にあたり、5カ月の翌年2月13日に設置完了しました。

日本が世界に誇る橋梁技術を発揮しました。

新元号を迎えるのゴールデンウィークには全面復旧して、関西国際空港が世界の空港としてさらに、発展することを願っています。

空港島の浸水を防ぐ嵩上げ工事

空港島の浸水を防ぐために、かさ上げ工事の実施も検討されています。



2018年9月21日 記事掲載

国の威信をかけた復興、官民一体となった努力

台風21号被害から17日、関西国際空港は機能99%が回復しました。残されるは連絡橋の90m、1千トンの橋脚2本の修復(来年ゴールデンウイーク前の予定)のみとなりました。24時間運航の航空貨物も近々全面回復の予定です。

大阪国際空港・神戸国際空港の利用はなくなる

国・大阪府の要請で大阪空港の周辺10都市協議会、兵庫県、」神戸市などの代替え受け入れ表明などで、危機の回避をはかりました。

運営会社関西エアポート(民間)、連絡橋管理会社、JR・南海鉄道、などの昼夜の努力で驚異の復旧が実現しました。

再開に向けて関係者全力で取り組む

9月4日の台風21号の影響で関西国際空港が大きな被害を受けました。国際空港としての使命と経済の拠点空港として信頼を失墜することになりました。

空港運営会社(関西エアポート)、連絡橋運営会社

鉄道会社(JR・南海)高速道路会社、大阪府、日本政府など一日も早い再開に取り組んでいます。

  • 9月14日 第一ターミナル 南側運用開始
  • 9月18日 鉄道(JR・南海)全面運行開始
  • 9月21日 第一ターミナル 全面運用開始
世界に向けて信頼回復に全力で取り組み、想定よりも早く復旧が実現しています。
*連絡橋の南側の道路の復旧は来年5月以降の予定、マイカー・レンタカーの乗り入れが出来なく、課題を残している。

台風21号で甚大な被害・関西国際空港の再開

 

24時間運航する海上空港は台風21号(9月4日)58.1mの強風と高波によりA滑走路と第一ターミナル地下の浸水被害、唯一の連絡橋へのタンカー座礁によって交通が遮断されました。

 

関西経済に大きな懸念が示され、運営会社・大阪府・国などが危機を回避する努力を続けています。

  • 9月4日 関空に7800人取り残される。
  • 9月5日~6日 空港から船とバスで脱出
  • 9月6日 関空社長謝罪と早期再開に言及
  • 9月7日 連絡橋の片側車線を対面通行
  • 9月7日 B滑走路と第二ターミナルの運営開始
  • 9月7日 伊丹・神戸に国際線等の受け入れ依頼
  • 9月7日~A滑走路と地下へ浸水した海水の排水
  •     地下電気施設の浸水被害の復旧へ
  • 9月12日 大阪国際空港周辺都市協議会(10市)
  •      関空の発着便の代替運航の承諾回答
  • 9月12日 連絡橋の橋脚撤去 98m 千トン
  • 9月14日 連絡橋の橋脚撤去 90m 千トン
  • 9月14日 A滑走路、第一ターミナル運用開
  • 9月18日 鉄道(JR・南海)の全面開通  
  • サクセス 90%回復 連絡道路の片側復旧急ぐ  
  • 9月21日 A滑走路、ターミナル全運用予定
  • 9月21日 空港の運営機能99%回復する。   
 関西国際空港は台風災害と言え、世界に空港島の信頼をなくしました。しかし、日本を挙げての復旧対応で、大きな明かりが見えてきました。