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日本道路㈱論文 消熱舗装による熱環境改善

アスファルト道路は表面温度60度を超します

アスファルト舗装されている道路は夏場60℃を超す高温になります。CO2の排出などで地球温暖化が加速しています。都会においては、太陽光線の道路や建物の反射熱、輻射熱によって高温化、空調設備による排熱などによってヒートアイランド現象が起こっています。

30℃、35℃が連続する日数が増加し、異常気象も頻繁に起こっています。夜になっても熱帯夜が続き国民生活に大きな影響を及ぼしています。

昔から夏は反射率の高い白系の衣類を多用し、冬は濃い色の衣類を使います。遮熱塗料は白系の反射率を採り入れています。濃い色については効果が下がることから使われていません。

日本道路協会への論文として日本道路㈱の論文”消熱舗装による熱環境改善”がH23 に発表されています。論文で取り上げている消熱塗料は熱交換塗料の検証を行っています。 

掲載 論文 消熱舗装による熱環境改善

消熱塗料(熱交換塗料)が採用される

熱交換塗料は論文で評価されています。反射光(率)で起こる輻射熱に対して、熱交換塗料は塗膜の中で熱を消化する機能を持っています。

アスファルトで反射する光が壁や人に当たることで熱(輻射熱)が起こります。

熱交換塗料は温度変化を塗膜の中で熱を消す運動を起こしています。壁に熱交換塗料を塗布することでさらに受ける熱を減少させています。

画像のように道路の白色ほど反射率が高くなることで、逆に輻射熱の比率も高くなります。

光線が当たるところで熱に変わる現象を輻射熱といいます。太陽光線も地面や物・人物に当たることによって熱が発生します。傘をさすことによって輻射熱を防ぎ、地面で反射した光は人に返ってくると熱に変わります。

東京オリンピックのマラソンコースの温度変化と観客にそそぐ輻射熱についても検証する必要があります。都会の建物の間を通りぬける真夏のコースが改善されることを願っています。(2020年8月東京の夏は暑い!

2020年 東京五輪マラソン、遮熱コースで猛暑対策

遮熱塗料は反射により輻射熱が起る