ポリウレアの市場開拓

30年前にアメリカで開発されたポリウレアの特性である「防水性、耐薬品性、耐摩耗性、耐熱性、防食性」に優れ非常に高い能力を発揮する塗料素材として、対象物の強度を劇的に高めるライニング材です。数秒から数分で硬化する速乾性はあらゆる状況での使用を可能にし、施工の幅を広げます。

公的な下水処理場のコンクリート防食認証取得

ポリウレアの特性を生かした施工実績が生まれていますが、2液混合による吹き付け塗装の難しさと、市場の認知度による広がりの不足によって市場開拓は一部に留まっています。市場のお客様からも要望があり開発の対応を検討しましたが、平成不況の中で余り広がりを見せていません。

アメリカで開発の初期は「軍関係施設」などで採用され、戦車、装甲車、地下施設、防空壕などの強固で柔軟な防御剤塗装として採用されたと言われています。吹き付け塗装にはドーム内でも物質的な人的影響がないことから、タンク内部の劣化・補強などにも採用されています。

アメリカで開発初期に「軍関係」で採用

ポリウレアの強靭で柔軟性のある素材の開発に軍関係で採用されたと聞きます。地雷原の走行で爆発の危険にある戦車・装甲車・兵員輸送車などの攻撃や地雷の爆発に備えた鉄板で覆われた車両に「ポリウレア」を吹き付けてさらに強度を保つ。防空壕の内部にも採用されたと言われています。