パリでの五輪は1924年に続き、100年ぶり3回目。「広く開かれた大会」をスローガンに、史上初めて男女同数の出場枠が設定された。ロシアによるウクライナ侵略、イスラエルのパレスチナ自治区ガザへの攻撃など、世界各地で紛争が続く中での開催となった。開幕直前の7月26日未明に、フランスの鉄道TGVの3路線で鉄道設備が放火されるなどの破壊行為があったが、大会期間中は厳重な警備が敷かれ、大きな混乱はなかった。 日本は金20、銀12、銅13メダル総数45個獲得し大会前の目標を達成した。金、総数とも五輪・世界大会で過去最多。国・地域別の金メダル数、米国、中国の40個に次ぐ3位、総数でも6位だった。